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Photographer: Waldo Swiegers/Bloomberg
Cojp

米経済対策協議、こう着状態続く-週内の下院採決見込めず

  • 下院議長と財務長官は今週も協議継続も、なお隔たり大きい
  • 11月3日の大統領・議会選前の議会通過、可能性ほぼなくなる

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新たな米経済対策を巡る米政権と民主党の交渉が、近く行き詰まりを打開する可能性は遠のいた。上院共和党議員の多くが政権案を拒否している上に、下院議員は12日、週内の採決は見込まれていないと通知された。

  トランプ大統領はこの日のツイートで共和党に対し、米連邦最高裁判事候補エイミー・コニー・バレット氏の承認公聴会を早めに切り上げ、景気支援に集中するよう促した。

  ペロシ下院議長とムニューシン財務長官は2兆2000億ドル(約232兆円)規模の民主党案と1兆8000億ドル規模の政権案の隔たりを埋めるため、今週も協議を続ける見込み。

  この協議が合意に至った場合でも、11月3日の大統領・議会選前に経済対策法案がまとめられ議会を通過する可能性はほぼなくなっている。

  ホイヤー民主党下院院内総務は12日、議員に対し、「トランプ政権が新型コロナウイルスの救済策で合意を取りまとめられないため、週内の下院採決は見込まれていない」と通知した。下院は今週休会中で、ほとんどの議員はワシントンを離れているものの、経済対策で合意した場合に備えて待機している。

  

原題:
Stimulus Talks Remain Deadlocked as House Told No Votes Expected(抜粋)

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