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9月全国コアCPI0.3%低下、マイナス幅縮小-宿泊料の下落鈍化

更新日時
  • GoToトラベルの影響で宿泊料は前年比30%下落-前月は32%下落
  • 生鮮食品とエネルギーを除く全国コアコアCPIは横ばい

総務省が23日発表した9月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年比0.3%低下と、前月の0.4%低下からマイナス幅が縮小した。低下は2カ月連続。7月下旬にスタートした「GoToトラベル」事業の影響で引き続き宿泊料が30%下落と全体を押し下げたものの、下げ幅は前月(32%減)を下回った。

キーポイント

  • 全国コアCPIは前年比0.3%低下(ブルームバーグ調査の予想中央値は0.4%低下)ー前月は0.4%低下
  • 生鮮食品とエネルギーを除く全国コアコアCPIは横ばい(予想は0.1%低下)ー前月は0.1%低下
  • 総合CPIは横ばい(予想は横ばい)-前月は0.2%上昇
マイナス幅は縮小

背景

  • 全国の先行指標となる9月の東京都区部のコアCPIは前年比0.3%低下と2カ月連続マイナス。ただ、宿泊料の下落一服で低下幅は前月から縮小
  • 「GoTo」効果が続く上、10月以降は消費税率引き上げの影響一巡もあり、下押し圧力が強い状況が続く見通し
  • 日本銀行の生活意識に関するアンケート調査(9月調査)によると、1年後の物価が「上がる」との回答は63.3%と、6月調査の66.7%から減少
(キーポイントとチャートを追加して更新しました)
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