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ニトリと島忠が経営統合へ、買収提案受け入れ-16日にTOB開始

更新日時

ホームセンターを展開する島忠は13日、ニトリホールディングス(HD)と経営統合することで合意したと発表した。同業のDCMホールディングスも島忠に対する株式公開買い付け(TOB)を提案していたが、島忠は同社より約3割高い価格を提示したニトリのTOB提案を受け入れ、経営統合契約を締結することを決定した。

  ニトリHDの発表資料によると、11月16日に島忠株のTOBを開始する。買い付け期間は12月28日までで、買い付け予定数の下限は1947万7600株(所有割合50%)としている。島忠のTOBを巡ってはDCMが10月5日に1株4200円で実施していたが、ニトリHDが29日に1株5500円で対抗する方針を発表。島忠は特別委員会を設置してニトリHDの提案についても検討するとしていた。

  DCMはニトリ案が提示された翌日に、TOB価格を維持する方針を表明。DCMの買い付け期限11月16日までに同社が価格の引き上げやTOB期間の延長を行わなければ、ニトリHDと島忠の経営統合が実現する。

これまでの流れ
10月2日DCMが島忠に対し1株4200円のTOB発表。島忠も賛同を表明
10月5日DCMによるTOB開始。期間は11月16日まで
10月29日ニトリが1株5500円の対抗案発表。11月中旬に開始するとした。
10月30日DCMはTOB価格の維持を表明
11月16日DCMのTOB期間終了(予定)
11月中旬ニトリHDがTOB開始(予定)


(発表の詳細を加えて記事を更新します)
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