米消費者マインド指数、11月は予想外に低下-期待が大幅悪化
Jarrell Dillard
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11月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は市場予想に反して低下した。新型コロナウイルスの感染再拡大や大統領・議会選を受け、景気と家計の先行きを見直す動きが広がった。
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選挙後に実施された今回の調査で、共和党支持者の期待は大幅に悪化し、民主党支持者の期待は上向かなかった。速報値は10月28日から11月10日までに得た回答を反映する。
ミシガン大消費者調査ディレクターのリチャード・カーティン氏は「共和党支持者が今回示した景気期待は、トランプ大統領就任後で最も振るわない」と指摘。「今後数カ月で支持政党別の景況感の差は拡大する公算が大きいが、ワクチンが承認されて広く配布されるまで、センチメントの向上余地は限定的だろう」との見方を示した。
家計の現況に関する消費者の評価は悪化し、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前につけたピークを大きく下回る水準。また、家計所得は2014年3月以来の純減となり、中でも低所得層と高齢者層で減少幅が顕著だった。
原題:U.S. Consumer Sentiment Unexpectedly Declines on Economic Views(抜粋)
(統計の詳細を追加して更新します)
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