米スクエアが音楽配信「タイダル」買収交渉、事業多角化探る-関係者
Lucas Shaw、Kurt Wagner-
スクエアはツイッターCEOのジャック・ドーシー氏が率いる
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ドーシー氏はタイダルを買収したジェイ・Zと協議を重ねている
デジタル決済の米スクエアは事業多角化の一環として音楽配信サービス「タイダル」の買収に向け交渉している。事情に詳しい関係者が明らかにした。スクエアは米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が率いている。
ドーシー氏はタイダルを2015年に5600万ドル(現在のレートで約58億円)で買収したラッパーで音楽界の大物ジェイ・Zと話し合いを重ねている。非公開の協議だとして関係者が匿名を条件で語った。合意に至らない可能性もあるという。
スクエアはコメントを控えた。タイダルはコメント要請に応じなかった。
14年にスタートしたタイダルはスポティファイ・テクノロジーやアップルミュージックなどと競合。ジェイ・Zはスポティファイから自身の楽曲をいったん引き揚げていたが昨年再び提供した。非公開企業であるタイダルは16年に有料会員が300万人だと報告したが、以後の会員数は公表していない。
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米スプリント、音楽配信サービス「タイダル」の株式33%取得(2017年1月配信) |
原題:Square Is Said to Have Discussed Acquiring Jay-Z’s Tidal Service(抜粋)
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