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米中古住宅販売成約指数、3カ月連続の低下-市場の勢い鈍化示唆

更新日時

全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の米中古住宅販売成約指数は、3カ月連続で前月比低下。住宅ローン金利が過去最低水準にあるにもかかわらず、物件価格の上昇と在庫逼迫(ひっぱく)で住宅市場の勢いが鈍っている状況が示唆された。

キーポイント
  • 11月の中古住宅販売成約指数(季節調整済み)は前月比2.6%低下の125.7
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は横ばい
    • 前月は0.9%低下(速報値1.1%低下)
  • 11月は前年同月比(季節調整前)では16%上昇
U.S. pending home sales decline for a third month on lean inventory

  低下したとはいえ、11月の指数は新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)になる前の水準をなお大きく上回っている。買い手がより広いスペースを求める中、需要が引き続き高水準であることを示している。

  NARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は「今回の低下は、主として住宅の在庫不足と急速な値上がりが理由だ」との分析を発表資料で示した。

  11月は全米4地域全てで低下。西部は4.7%低下して4カ月ぶりの低水準。中西部は3.1%、南部は1.1%それぞれ下げた。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Pending Sales of U.S. Existing Homes Decline for a Third Month(抜粋)

(統計の詳細やNARのコメントを追加して更新します)
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