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米新規失業保険申請件数、前週比2.6万件減-なお100万件近く

更新日時

先週の米新規失業保険申請件数は前週比でわずかな減少となり、なお高水準にとどまった。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(16日終了週)は、通常の州プログラム下で前週比2万6000件減の90万件
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は93万5000件
    • 前週は92万6000件(速報値96万5000件)に修正
  • 季節調整前ベースでは15万1000件余り減少し96万668件

  失業保険の継続受給者数(9日終了週)は12万7000人減の505万人。市場予想は530万人だった。

Filings for U.S. initial jobless benefits fell by 26,000 last week

  インディードのエコノミスト、アンエリザベス・コンケル氏は「労働市場への深刻なダメージを止める上で、ワクチンの広範な普及が鍵だ」と指摘。「安全だと再び認識されるまでホスピタリティーや観光などの産業は回復できない。現在、よくても回復はわずかだ」と述べた。

  季節調整前ベースでは、広範に申請件数が減少。カリフォルニアでは5万8655件減と推計された。フロリダ、ワイオミング、バージニアの3州も推定値。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの新規申請件数は季調前で13万8848件増の42万3734件となった。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。

  長期失業者向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC)を受けている人は2日終了週に303万人。PEUCは州プログラムの給付期間が終了した人に補償を提供する。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Jobless Claims Fall Slightly, Though Remain Near 1 Million(抜粋)

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