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日経平均3万円「目標のまた目標だった」、高水準に感慨-菅首相

更新日時
  • 株価上昇は国民に幅広く恩恵、GPIF運用益が増加
  • 金融政策の手法は日本銀行に委ねるべきだ-適切な政策運営を期待

菅義偉首相は17日の衆院予算委員会で、日経平均株価が30年ぶりに3万円台を回復したことは、政権奪還時の水準を考えると「感慨深いものがある」と語った。

  株価は「低いよりも高い方が良い」とした上で、3万円台回復は「目標の目標のまた目標だった」とも述べた。

  菅首相は、株価上昇で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用益が増加しており、「国民に幅広く恩恵がある」と指摘した。東京株式市場では日経平均が15日に終値で1990年8月2日以来の3万円台を回復した。

  金融政策に関しては、上場投資信託(ETF)の購入も含め、具体的な手法は日本銀行に委ねるべきだとの考えを示した。日銀には、新型コロナウイルスの経済への影響を踏まえて適切な政策運営を期待すると話した。

発言
  • 株価動向はさまざまな要因、水準にコメント控える-株価3万円
  • いい分野もそうでない分野もあり格差出始めている-景気
  • 実体経済は持ち直しの動き見られているのも事実
  • 内外の下振れリスクを十分に注視し経済運営行いたい

  

日経平均株価は30年ぶりに3万円台回復
(菅首相の発言を追加し、更新しました)
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