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文春野球コラム

マリーンズ屈指のサウナー・石川歩が語る「サウナ愛」

文春野球コラム ウィンターリーグ2019-2020

2020/02/09

 こよなくサウナを愛している。石川歩投手はマリーンズ屈指のサウナーだ。サウナとの出会いは大学時代(中部大学)。学校の近くに数件のスーパー銭湯があり、いつしか同級生や後輩を連れて通うようになった。それからサウナ通いが始まる。週に4回。今では12分間3セット(12分間サウナに入り、水風呂、そして休憩の3セット)が定番だ。

「サウナでは野球の事は一切、考えない。野球の事を考えないからいいのだと思います。一番の特徴は休憩ですかね。サウナ、水風呂の後に外気浴を入れる。これが最高。これを覚えてから人生が変わった。サウナ用語で『整う』という状態です」

サウナに通った後、宿舎の自室でくつろぐ石川歩 ©梶原紀章

石川歩が選ぶ3大サウナ

 石川が大好きな天ぷらの話を始めたら止まらなかったように、サウナの話をしても止まらない。「整う」とはサウナ活動における最高の快感を味わっている状態。サウナ、水風呂、そして椅子に腰を下ろしてゆっくりと休憩を取っている時にそれは訪れるのだという。究極のリラックス状態は日ごろ、何万人のファンの視線をマウンドで一身に浴びながら戦う男にとってかけがえのないひと時だ。

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「新陳代謝やストレス解消など色々な効果があると言われていますが、自分の中ではよく寝れるようになることも大事な要素。登板後なんて興奮してなかなか寝つけないので、今年は試合後にサウナに入るのもいいかなあと思っている。都内はもちろん、各遠征先に行きつけのサウナがあります」と石川。

 遠征先の行きつけのサウナは秘密との事だったが自身が選ぶ3大サウナを教えてくれた。一つは名古屋の「ウェルビー栄」。石川曰く「フィンランドサウナが最高。そしてロウリュウ。水風呂も最高だし、とにかく最高です」。次が静岡の「サウナしきじ」。昨年12月に訪問し、虜となった。「サウナは熱くて、水風呂は冷たい。天然水を使っているので水の質も最高です」と石川は熱く語る。もう一つは地元富山の「辻わくわくランド」。こちらについて石川は「地元枠です。富山のスーパー銭湯は浴室内に椅子などサウナに入った後に休憩するスペースがあまりないのですが、ここにはある。整います」と話す。

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