とあるYouTubeチャンネルが「中毒性ヤバイ」と話題です↓
「はじめまして松尾ですって人の動画おもろすぎん?????中毒性ある」
「あかん、最近『はじめまして松尾です』の沼から出てこれなくなってるずっとおもろいんやもん語彙力の暴力」
「最近、はじめまして松尾ですにハマりすぎている。あれはやばい見る薬物()」
それがこちら「はじめまして松尾です」。
とにかく世界観が奇妙。そしてパワーワードのオンパレード!
スピード感が凄まじい(しかも心地いい)
沼るチャンネル「はじめまして松尾です」。どんな人が作っているのか気になったので制作者の松尾さんに話を聞きました。
失恋の痛手からYouTuberへ
――YouTubeを始めたきっかけはなんですか?
自分は芸術大の学生なのですが、入学時に「就活の面接が嫌だから学生のうちに自立できている状況を作ろう」という目標を立てました。
それからうろちょろ活動をしていたのですが、1年後の冬に当時付き合っていた彼女にフラれたんです。しかも外で。
その3日後に財布を紛失し、その1週間後に撮影のための照明をAmazonで購入していました。
――…………どういうことでしょうか?
明確なきっかけは覚えていないんです。その1週間の間にYouTubeを始めるのを決めたのだと思います。
我ながら切り替えの速さに引いています。
あの時、外でフラれてなかったら今の自分はなかったです。
どこに向かっているのか自分でもわからないけど…
――独特な語彙がとても面白く感じました。どんな時にネタを考えているんですか?
特に決まっていません。
強いていえばお風呂と食器を洗っている時は比較的真面目なことを考え、寝る前と編集中は比較的不真面目なことを考えている気がします。
――チャンネル全体でのストーリーを決めて作っているんですか?
一応大まかに決まっていますが、これまで3回大幅にチェンジしました。今後も変わるかもしれません。
ストーリー重視のアニメではないので、どこに向かっているのかわからなくなる事もあります。
いま自分の中で構成しているストーリーもひっくり返る可能性があるので、自分でも今後のアニメが楽しみです。
――初期は松尾さん本人が登場する動画もありましたよね。
実写もアニメも伸びる自信はありましたが、お金がかからず1人で製作できるのでアニメにシフトした記憶があります。
元々四コマ漫画を描いていて、高校3年生の時には趣味で軽いアニメーションを作っていました。
面白いと思えるものを作っていきたい
――再生数を伸ばすために心がけていることはありますか?
張り切ってネタを作るとあまり伸びないんです。ちょちょっと作ったネタの方が伸びる傾向にあります。
一番再生数を稼いでいる「寝る前に見るべきアニメ」は普段の半分くらいの力で作りました。
――今後の目標や展望があれば教えてください。
YouTubeに固執するつもりはなく、自分が面白いと思えるクリエイティブな事をしていきます。
最近は就活への怯えと嫌悪感も薄れてきているので、スーツを着て街中をスタスタ歩いている松尾がいるかもしれません。
――就職した松尾さんも楽しみです。
あとは人見知りを治したい。孫に好かれる素敵なおじいちゃんになりたいです。