猫が嬉しいと感じるときは、意外とポーカーフェース?
猫ちゃんと接する時に念頭に置くべきことは、嬉しいときに必ずしも「興奮」状態になるとは限らないということです。猫ちゃんが嬉しい時は、瞳孔が開いて目がキラキラして見えることもあれば、穏やかに目を細めてうっとりしていることもあります。嬉しいレベルの差とも言えますが、猫ちゃんの性格にもよるものだと思われます。ですので、ぴょんぴょん跳ねたりハフハフと呼吸が荒くならないからといって、喜んでいないのだとはやとちりをしないようにしましょう。
しっぽをピーンと立てたら猫ちゃん的期待値アップ中
飼い主さんが「こっちにおいで」と声をかけたり、お気に入りのおもちゃをみせたとき、猫ちゃんがしっぽをピーンと立てて近寄ってくることがあると思います。猫ちゃんがしっぽを立てるときは、なにかに期待をしているサイン。もしお布団に誘うときにこうしたしぐさが現れたら、甘えのサインでもあります。しっぽを立てるしぐさが繰り返し見られる場合は、そのあとの行動を期待してくれていると思って良いでしょう。
また、こうした目に見えるしぐさがなくても、猫ちゃんが嬉しいと思っているケースがあります。多頭飼いしているお家では、猫ちゃん同士が抱き合ってまったりしている光景を目にすることがあるかと思います。このしぐさは信頼や好意の現れで、人間が人肌で安心したり、赤ちゃんがママに抱っこされて嬉しくなるのと近い感覚があるそうです。猫ちゃん同士でなくても、いつも決まったぬいぐるみなどを抱きしめているときは、一緒に居られるのが嬉しいのでしょうね。
は〜すっきり!トイレのあとのハッピータイム
猫ちゃんの意外な喜びタイムといえば、排泄後の爽快感から起こる「ウンチハイ」!トイレのあとに、なぜか部屋中を走り回るほど興奮する猫ちゃんがいます。いったい何が起きたのかとびっくりしてしまう飼い主さんもいるかもしれませんね。実はこのしぐさ、お腹がすっきりしたことに喜んでいるんです。突然のことで、飼い主さんとしては不安になってしまいますよね(笑)
猫ちゃんの喜び方や嬉しさの表現方法は、意外とバリエーション豊か。もちろん個体差もあるので、おうちの猫ちゃんの嬉しいときのサインを見極められるよう、じっくり観察してみてください。
出典/「ねこのきもち」2017年11月号『レベル別猫の「うれしい!」を人にたとえてみたら…』
文/riko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。