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成猫・シニア猫になったら、フードやトイレのお世話はどう替える?

「猫の成長に合わせてフードやトイレを替えたほうがいい、とは聞くけれど、どのタイミングがベストなの?」と困っている人は少なくありません。お世話に替えどきは「猫の年齢」がポイントに。子猫から成猫に、成猫からシニア猫への変化で、どのようにお世話を見直すとよいかをご紹介します。

毎日必要なフードは、どう切り替えるといい?

猫が1才になったら、成猫のフードに切り替えるタイミングのひとつと言えます。体が大きくなって代謝が増えたりと変化が目に見えるころです。子猫と成猫用のフードは栄養密度やカロリーが異なるため、ひとまわり大きくなった成猫のためにも、充分な栄養が行き渡るように切り替えてあげましょう。不妊手術をした猫は、少し早めたほうがよいというケースもあるため、かかりつけの獣医師に相談をしてタイミングを検討してください。

一方、だいたい7才を過ぎたころからシニアの世代に入る猫の場合、フードもシニア用に切り替えます。年齢により活動量が減ってくるのがサインです。成猫用のフードではそれぞれの猫の体調により栄養が合わなくなることも。シニア用の総合栄養食を選ぶとよいでしょう。

成猫、シニア猫、それぞれのトイレの変化をよく観察。

成猫になったら、子猫時代のトイレ容器では狭く排泄物がハミ出してしまう可能性があります。1才になる前でも、猫が窮屈そうだなと感じたら、成猫の体がすっぽりと収まるサイズのトイレ容器に替えること。

シニア猫の場合には、体の動かし方が変わってくるため、トイレの段差をなくすなど工夫が必要です。また、シニア猫は病気にもかかりやすくなるため、腎臓の病気にかかると、多飲多尿の症状が見受けられるようになるともいいます。トイレの様子をこまめにチェックすることで、体調の変化に気づくこともできますよ。

それぞれの年代で注意したいこととは?

「子猫の頃はよく遊んだけど、最近はなれもあって遊ぶ時間が減ってきた」という方は、積極的に猫と遊ぶ時間を作りましょう。運動不足やストレス解消にもつながります。また、首輪をつけている場合は、サイズが合っているかも忘れずにチェックしてくださいね。

年齢を重ねると体に衰えが見え始めるのは、猫も人間も一緒です。猫は1ヶ月に500g減った場合でも病気の可能性が高くなり要注意ですから、体重を定期的に量ることも重要。気になったらすぐに獣医師に相談をしましょう。

毎日一緒にいると、なれから気づきにくくなる点も増えていきます。よく観察して、猫の成長に合わせたケアを怠らないようにしたいものです。「年齢」をひとつのカギにして、飼い猫が快適に過ごせるようお世話したいですね。



出典/『ねこのきもち』2017年12月号『ねこの「変化」はお世話の替えどきです』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/阿部康子
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