100勝に王手の西村淳也は宝塚記念でG1初騎乗「地元なのでうれしい」兵庫県尼崎市出身の20歳がメモリアルV狙う

　G1初騎乗週に、メモリアルVを。先週、1勝を上積みした西村淳也騎手（20）＝栗東・フリー＝が、JRA通算100勝に王手。さらに今週は宝塚記念でアドマイヤアルバ（セン5歳、栗東・須貝）にまたがり、自身待望のG1初騎乗を果たす。

　「最高にうれしいです。須貝先生、オーナーには本当に感謝しています。地元なので、宝塚記念が最初のG1というのもうれしいですね」と瞳を輝かせる。兵庫県尼崎市出身で、騎手になるため阪神競馬場の乗馬センターで学んだ身。もちろん、宝塚記念も現地で観戦してきた。いつかは、と夢見てきた舞台に、ついに立とうとしているのだから感激は大きい。「前回福島（4月19日の福島民報杯、10着）で乗った時より状態は良さそうです。枠にもよりますが、積極的な競馬をして、見せ場を作りたいですね」と健闘を誓った。

　もちろん、通算100勝達成にも強い意欲を示す。「ちょうど今週で上半期が終わりますから、いい形にしたい。今年目標にしている60勝に向けて、頑張りたいですね」。先週までに31勝と、いいペースで白星を重ねている西村淳。さらに夏以降、飛躍するためにも最高の形で前半を締めくくってみせる。