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30日阪神戦で初白星だ!柳が明大の後輩、広島・森下に負けじと必勝誓う

2020年6月30日 06時00分

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守備練習で三塁に送球する柳

守備練習で三塁に送球する柳

 30日の阪神戦(ナゴヤドーム)で先発する中日の柳裕也投手(26)が29日、ナゴヤドームで調整。練習後に電話での代表取材に応じ、今季初勝利を誓った。前日の広島戦(ナゴヤドーム)では広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)がプロ初勝利。明大の3学年後輩に刺激を受けた右腕が白星をたぐり寄せる。
 自分のことを尊敬してくれている後輩にすごさを見せつけられたとき、先輩はどう反応したらいいのだろう。「刺激になったというコメントがほしいですか」。柳は電話口でいたずらっぽく笑い、話題を遮るようにこう言った。
 「自分は自分でチームのために投げたいというだけです。昨日(森下)暢仁(まさと)がいい投球をしたから負けたくないとかではなくて、明日は阪神に勝ちたい、チームを勝たせたいという思いで投げていきます」
 5年前には当時の明大・善波監督らと大分まで訪れて大分商3年だった森下を勧誘し、翌年には同部屋で時間をともにした。「僕がプロに入って3年後に暢仁が入ってくるというのはずっと頭にありました」。自分と同じようにエースで主将を務め、ドラ1でプロ入り。予感は現実となった。
 28日は味方打線の前に立ちはだかる姿を目の当たりにした。「すごい投手というのはもともと思ってましたけど、やっぱりすごい球投げるなと思いました」。タイプは違えど、チームを勝利に導く姿に刺激を受けないはずがない。
 柳が30日に対峙(たいじ)するのは阪神打線。「外国人の活躍は今年の阪神の一つのウリ。3人がキーになる」。マルテ、ボーア、サンズを警戒した上で、「個人的には近本、木浪。去年結構打たれているイメージがあるので」と同い年2人の名前も挙げた。
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