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アユルアー解禁へ着々 関係者ら集い勉強会開催 岐阜県内各漁協

2024年4月10日 05時05分

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揖斐川中部漁協の取り組みについて発表する筆者=岐阜県水産会館で

揖斐川中部漁協の取り組みについて発表する筆者=岐阜県水産会館で

 今、最も注目を集めている「アユルアー漁場」をテーマに3月27日、岐阜県水産会館で漁協関係者向けの勉強会が開催された。事例発表をした私は、揖斐川中部漁協の皆さんと昨年取り組んだ内容について発表した。
 揖斐川中部漁協の取り組みとしては、支流粕川の一部をアユルアー優先区とし、県魚苗センター産アユを集中放流。カワウなどの食害防止で駆除やテグス張りを行い、入川口やトイレの設置、河川整備を行った。YouTube動画で粕川の紹介やアユルアーのマナーについても発信し、多くの釣り人に川の魅力を伝えることができた。
 今年は県内各河川でアユルアーが解禁される。道具がほかのルアー釣りから流用でき、軽装で可能なため、ビギナーや家族連れにも向いている。海と違い、川釣りの場合は管理する漁協への遊漁料納付が必要。内水面漁協は放流による増殖が義務づけられているため、放流費用や河川整備費に充てるためだ。遊漁券はスマートフォンやPCから簡単に購入することができる。アプリの「フィッシュパス」や「つりチケ」で検索を。
 アユ釣りは古くから友釣りという伝統漁法が主流で、長い友釣り用の竿の放列が夏の川を彩ってきた。川では友釣り、ルアー釣りにかかわらず、先行者がいたら一言声をかけて入川をお願いしたい。友釣り師とは距離をとってほしい。そうすることで、お互いに気持ちよく釣りができる。
 アユルアーを禁止している河川もあるので、必ず管理する漁協でアユルアーの可否とエリアなどの確認をお願いしたい。自分で釣り上げたアユをぜひ、塩焼きで食べてくださいネ。今シーズンはアユルアーと友釣りの二刀流にするぞ♪
 (R3-Tradition・鮎川ナオミ)
 【アユルアー可能な漁協】牧田川漁協(一部)、根尾川筋漁協(一部)、揖斐川中部漁協、揖斐川久瀬漁協、揖斐川上流漁協、長良川漁協、長良川中央漁協(一部)、恵那漁協(一部)、飛騨川漁協、益田川漁協(一部)、和良川漁協(一部)、土岐川漁協、高原川漁協、丹生川漁協、石徹白漁協。詳しくは各漁協へ問い合わせを。

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