本文へ移動

桜ダイ大釣り 三重・阿曽浦沖

2024年4月10日 05時05分

このエントリーをはてなブックマークに追加
当日最長寸のマダイ75センチを手に稲葉さん

当日最長寸のマダイ75センチを手に稲葉さん

  • 当日最長寸のマダイ75センチを手に稲葉さん
  • 当日の3人のマダイ釣果
 春らんまんとなり沖は桜ダイが最盛期。今季、三重・阿曽浦沖は絶好調だ。3月31日、仕立船で出た釣友3人は潮の動きが悪いなか、乗っ込み物が多く交じって75センチを頭に大~良型の抱卵マダイを大釣りしてきた。私は足腰の不調で同行できなかったが、リモート取材した当日の様子をお届けしよう。 (中日釣ペン・向井直)
 庄山晃さん(76)ら3人は午前5時、南伊勢町阿曽浦の南側入り江にある港から「大翔丸」に乗り込んで出た。日の出とともに大場所「追手石」にアンカーが投入された。晴天で海上はなぎの絶好の日和。潮色もマダイ向きだ。
 水深75メートルで指示棚(水面まで出た道糸の長さ)は57メートル。仕掛けがほぼ真下に下りているので潮の動きは悪いようだ。やがてエサトリをかわして棚を55メートルに上げた右舷トモの庄山さんに、船中第1号の65センチの色鮮やかな抱卵マダイが上がって一挙に活気づく。
 庄山さんが50センチ級を追加した後、左舷トモの杉本邦夫さん(81)が乗っ込み色した70センチをゲットすると、ミヨシで竿を2本出していた稲葉賢治さん(75)も55センチ級と50センチ級を連発した。さらに杉本さんに65センチが顔見せ。船頭は私との通信と玉網入れに大忙しだ。その後、40~45センチのゴマサバ交じりで50センチ前後が次々と追加された。
 マダイのアタリが遠のいた9時前、ポカポカ陽気で全員かっぱを脱ぐ。10時、再び3人の竿が大きく曲がった。中だるみ気味だった庄山さんが追い上げる。稲葉さんが最長寸の75センチを仕留め、65センチも追加した。
 11時に沖上がり。釣果は3人で42~75センチのマダイ25匹とゴマサバ10匹。マダイは大半が50センチ以上で、多くは乗っ込み物のようだ。腹7~8分程度に抱卵していたという。3人ともこれまでで最高のマダイ釣りと大喜び。私は悔しさ半分ながら祝福した。
 阿曽浦沖では先月22日に乗っ込みマダイが食い立って以来、出船した船のほとんどが大~良型を数上げている。仕立料金3人まで3万円、餌、氷別。(問)大翔丸=(電)090(2684)9622

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ