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水原一平・容疑者、「63億円」の負けを抱えた理由は…「勝っても元金と配当金の全てを再び賭ける」「ブックメーカーのオッズ操作」米メディアが可能性を指摘

2024年4月17日 15時56分

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 ドジャース・大谷翔平の通訳だった水原一平容疑者は12日(日本時間13日)、銀行詐欺容疑でロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約390万円)で保釈が認められた。
 米連邦検察の告訴状によれば、スポーツの違法賭博で約4100万ドル(約63億6000万円)の負けを抱え、大谷が約3年間ノータッチだった銀行口座から少なくとも1600万ドル(約24億8000万円)を違法ブックメーカーに不正送金した。

水原一平容疑者と大谷翔平(AP)


 米スポーツ賭博サイトのネイトリバーは16日、告訴状通りに同容疑者が4100万ドルも負けたとすれば、その金額はあまりにも大きすぎるとした。
 「告訴状によれば、総額3億2500万ドル(約504億円)の賭けをし、4100万ドルを負けた。これは信じられないほどの悪い数字だ。というのも『投資利益率(ROI)』はマイナス12・6%。ランダムで両軍の得点差に賭ける単純なギャンブルならば、ROIはマイナス4・55%にすぎない」
 同メディアは、これほど大負けした可能性として「単純に賭けるよりもたちが悪いギャンブラーは存在する。水原が単純に得点差や勝敗に賭けていたよりも可能性が高いのは『parlay(元金と配当金の全てを再び賭けること)』だ。墜ちるところまで墜ちたギャンブラーは『parlay』を愛している。『墜ちている』という点では、水原は人後に落ちない」と指摘した。
 同メディアはさらに「もう一つの可能性としては、違法ブックメーカー(この場合はマシュー・ボーヤー氏)がオッズを操作していた。たとえば、合法ブックメーカーが『レーカーズの勝利ハンディは5点差以上』と設定しているところを、違法ブックメーカーは『5・5点差以上』に設定し直す。告訴状にこういう記載はなかったが、違法ブックメーカーはこういう手口を使うことがある」とした。

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