映画コラム

REGULAR

2018年05月09日

それぞれに正義と正当性がある。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の見どころを語る

それぞれに正義と正当性がある。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の見どころを語る

■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも、橋本淳です。
9回目の更新の今回は、、、
予告通り、この作品を。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』



(C)Marvel Studios 2018



「やったーーー!!やっと観れたーーー!!」…と、ファンの皆様は待望でしたよね?(もちろんワタクシも)

MCUとして10年目の節目となり、『アイアンマン』から数えると18作目という今作。ようやく最凶の敵・サノスと、アベンジャーズのヒーロー達が、遂に対峙する期待大の作品。

当然。

そんなエベレストのように、聳え立つワタクシの期待値なんぞ、音速で飛ぶ飛行機が一瞬で飛び去る様に、悠々と越えて行きました。

アベンジャーズのヒーロー大集結。

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラックウィドウ、ドクター・ストレンジ、ブラック・パンサー、スター・ロード、などなど、挙げていくとキリがないくらいの面々です。

それぞれキャラが立ち過ぎているので、ガチャガチャになるかなという懸念は、もちろん遥か彼方へ葬られました。

無駄な説明、無駄なシーンなどなく、ガシガシ前に進んで行くあの展開には、痺れます。

観客の心をガッシリ掴んで離しません。
(完全に18作を観ていることを前提に作っているのが、気持ちいいですね。終わった後に、映画館をあとにする若い子達が、「あれどういう意味?わかんなかったー」と言っていたのですが、"お主たち、全部順番通り観てから、出直してこい!"と怒号を飛ばそうかと思ったけれど、理性が勝ちました)

ガーディアンズの面々、の登場には、やはり滾りますね。なんというか、キャラもそうですが、それぞれに華があるので、これまでのアベンジャーズにはない、色合いと匂いを運んできます。そして、ワカンダ国ですね、彼らがどうアベンジャーズに絡んでくるか、というところも見所でした。
(嗚呼、言いたいこと、書きたいことがパンパンにあるのに、未見の人の為に、自制します。嗚呼、生殺し。飲み屋で語り合いたい。飲み屋で話したいのに、そのメンバーの中にひとりだけ観てない奴がいて、「自分まだ観てないから話さんといて」と止められるほどの生殺し感)

ヒーロー達がいいのはもちろんですが、今回はやはり、宿敵サノス!!

完全なヒールであり、最凶最強と謳われているサノス。しかし、その人間味がしっかり描かれているのも魅力の一つです。サノスの目的は、宇宙に散らばる様々な力を得られる、6つのインフィニティ・ストーンを集め、(指を鳴らすだけで)宇宙の人口を半分に減らす力を得ること。

こう聞くと、ドラゴンボール的なものを集め、大虐殺を行う、というよくある大悪党に聞こえるかもしれません。

が、サノスは人口増加による、食料不足、飢餓から人々を救う手立てのために、宇宙を一回リセットする、という彼なりの理屈がある。そして描かれるサノスの、“心情”(心情の描かれ方で、人物造形にさらに何枚ものレイヤーが足されました)。今作では、そこが重要なポイントして描かれています。

『シビル・ウォー』の時のように、視点を変えるとそれぞれには正義があり、それぞれに正当性がある。というのが今作の大きな魅力なのではないでしょうか。



(C)Marvel Studios 2018



ラストでは、、、、、
ああなるので、、
今後の展開として、どうなるのか、
ファンとしては心躍りますね。

キャプテン・、、、、

おっと、危ないですね。

ラストで疑問の残るかたはネットに沢山、ヒントというか、、答えが転がっておりますので、検索をしてみてください。(ワタクシも、!?、となったので、色々なページをサーフィンしました)


MCUの次作は『アントマン・アンド・ワスプ』になります。今回のインフィニティウォーには参加していないアントマンでしたので、その同じ時間の裏を描くのか、時系列をまったく違うのにするのか、予想するのが楽しいです。

2019年のアベンジャーズまでどうなるか、楽しみで生きる希望が持てました。ありがとうヒーロー達。

以上。
今回も橋本淳が、
おこがましくも
紹介させていただきました。

(文:橋本淳)

■このライターの記事をもっと読む

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!