【無限オデッセイ】スポーティなのに高級な乗り心地。排気音質も上級な高いパフォーマンスを持った一台

無限のカスタマイズパーツを装着したオデッセイ ハイブリッドに試乗することができました。

エアロのデザインはミニバンの大きなボディに負けない大胆さがあります。フロント・ロア・スポーツグリルはラジエーター開口部面積を大きく見せる効果もあり、スポーツ度合いを増しています。

フロントアンダースポイラーとサイドガーニッシュは意図的に上下に厚く彫りの深い造形とすることで印象深いフォルムを作っています。

リヤアンダースポイラーはノーマルバンパーの一部をカットしてバンパー下部に被せて装着するタイプのもの。フロント・サイドと揃えたメッキガーニッシュが組み込まれていることも特徴です。

ウィングスポイラーは無限らしい大胆な造形のもの。左右の端部が垂れ下がって翼端板形状になっているのはミニバンではなかなか見られないもので、遠くから見ても無限製だと一目で分かります。中央部分にはメタルエンブレムも付属しています。

スポーツエキゾーストシステムは今回取材したハイブリッド系用の右1本出しのほか、アブソルート用の左右2本出しもあります。

実際に社外で音を聞いてみました。音量は控えめながら迫力ある重低音となっており、カスタマイズをした実感のあるものとなっています。

 

車高が15mm下がるスポーツサスペンションキットを装着したテスト車を、クローズドコース(群馬サイクルスポーツセンター)で試乗しました。

ノーマルの乗り味とは違い、芯が太くなった確かにスポーティーな乗り味になっています。が、全体のフィールとしてはあくまでもオデッセイのキャラクターを外さないジェントルなものでした。

ブレーキパッド「タイプツーリング」によってアップした制動力も好印象でした。踏み始めからしっかりとしたタッチでブレーキが効き、そこからさらに踏み込んでいってもリニアに制動力が増していくので扱いやすいのです。

無限オデッセイは大胆にスポーティーに振った外観に合致する、高いパフォーマンスを持った一台でした。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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