新型ホンダ・アコードはコミコミ500万円クラスにふさわしい充実装備も美点【新型アコード試乗記】

■単一グレードにふさわしい「全部のせ」といえる装備

以前お伝えしたように、日本でも発売された10代目ホンダ・アコードは、スポーティセダンにふさわしい走り、快適性を兼ね備えています。グレードは単一展開で「EX」のみ。

ホンダ アコード
ホンダ・アコードのフロントマスク

今回は、465万円という価格設定に見合う装備が用意されているのかチェックします。主要装備から見ていくと、「ホンダ・センシング」+ブランドスポットインフォメーションという先進安全装備はもちろん、ホンダ・インターナビ+リンクアップフリー(8インチナビ)というコネクティビティも標準になります。

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アコードのヘッドアップディスプレイ

そのほかにもヘッドアップディスプレイ、アダプティブ・ダンパー・システム、18インチアルミホイール、サンルーフ(チルトアップ機構付)といった人気装備も標準で搭載。

ホンダ アコード
ホンダ・アコードのインパネ

なお「ホンダ・センシング」は、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞時追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、車線維持支援システム、先行車発進お知らせ機能、車線認識機能、オートハイビームからなります。

ホンダ アコード
ACC、レーンキープ用スイッチ

●シートヒーターやQi、助手席パワーシートなどを用意

試乗車には、ディーラーオプションとしてドライブレコーダー(スマホ連携、16GB)、フロアカーペット(プレミアムタイプ)が装着されていました。

ホンダ アコード
後席両サイドにもシートヒーターを用意する

快適装備をチェックすると、プラズマクラスター技術が搭載された「インテリジェント・デュアル・フルオートエアコンディショナー」、フロントアームレスト付センターコンソール、リヤベンチレーション、リサドアサンシェード、シートヒーター(前席両側、リヤ左右席)、リヤセンターアームレストを用意。

ホンダ アコード
ホンダ・アコードのフロントシート

さらに、運転席8ウェイパワーシート&4ウェイ電動ランバーサポート、ドライビングポジションシステム(2名分をメモリー)、助手席4ウェイパワーシート、ワイヤレス充電(Qi規格)、充電用専用USBジャック(後席用)などが装備されています。

ホンダ アコード
ホンダ・アコードのコンソールボックス

なお、助手席のシートスライド&リクライニングは、運転席側からも操作しやすい位置にもスイッチが用意されています。

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運転席や後席からも助手席のスライドなどが可能

操作系、ドライバーサポート機能では、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、パーキングセンサーシステム(障害物の接近を知らせる)などが用意されています。

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アコードのワイヤレス充電

ハイブリッドでも広大なトランク、大人4人がゆったりくつろげるキャビンも含めて、装備の充実ぶりは、コミコミ500万円クラスのセダンにふさわしい内容といえます。

(文/塚田勝弘 写真/井上 誠)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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