#092 Koh Samui
サムイ島(タイ)

バックパッカーが見いだした“ココナッツ・アイランド”

Wリトリート・コー・サムイのビーチ。ヒルサイドからビーチにかけてリゾートが展開。

 国際空港ができる10年以上前の1970年代前半、欧米のバックパッカーによって見いだされたサムイ島。ヤシの木々がびっしりと島を覆い、別名“ココナッツ・アイランド”とも呼ばれています。

島の東側、7キロにわたり白砂ビーチがのびるチャウエンの夕暮れ時。

 そして“第2のプーケット”とも、呼ばれてきました。

 けれど、サムイ島はヤシの木よりも高い建物はNG、バンが通れる程度に抑えた道幅など、開発へとやみくもに突っ走るのではなく、自然と共存する方法を選んできました。スタート地点から、エコへの意識が高かったようです。

 サムイ空港に到着すると、あまりにもトロピカルな風情にびっくりするかもしれません。タラップを降りて、カラフルなトロリーに乗り込み、向かうはヤシ葺き屋根の空港ターミナル。ちょっとした南の島のテーマパークのよう。

チャウエンのメインストリート。夜が近づくと、街がにわかに活気づいてきます。

 サムイ島のメインビーチは、東側に約7キロ続くチャウエンビーチ。リゾートホテルやレストラン、ショップ、ダイビングサービスが立ち並び、いちばん賑やかなエリアです。

チャウエンビーチにオープンしたセントラルフェスティバルサムイ。一気に現代的な島に!?

 2014年3月には大型ショッピングセンター「セントラルフェスティバルサムイ」も登場!フードコートや土産物店、ファストフード店など、2階建てのオープンな造りの建物は、ワイキキのアラモアナセンターを思わせるほど、リゾート気分満開かつモダン!

2016.05.07(土)
文・撮影=古関千恵子