帰国の桃田賢人は会釈に握手も 所属チーム監督「温かく見守っていただければ…」
3枚
遠征先のマレーシア・クアラルンプールで交通事故に巻き込まれ負傷したバドミントン世界王者の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が15日、成田空港に帰国した。
桃田は黒いキャップにマスクとサングラス姿で、眉間に痛々しい傷がくっきり。リュックサックを背負いながら自力歩行で出口へ向かい、出迎えたバドミントン協会の銭谷専務理事と握手を交わして肩をたたかれた。所属のNTT東日本・須賀監督は「ご心配をおかけしました。温かく見守っていただければ」とコメントした。
成田空港ロビーには報道陣150人、テレビカメラ30台が注目。居合わせた人が約300人ほど集まり、騒然とした空気に包まれた。
桃田は13日、移動のため乗車していた車が事故にあい、運転手が死亡。後部座席に乗っていた桃田は顎部裂傷、眉間部裂傷、唇裂傷、全身打撲という診断を受けた。今後は国内で再度、精密検査を受ける予定。順調に回復すれば、3月の全英オープンに向けて調整していくという。