宮崎謙介元衆議院議員が１６日、フジテレビ系「直撃ＬＩＶＥ　グッディ！」に出演し、現役議員時代、スキャンダル対処法として、「時間がたてば皆さん忘れるからそれが一番」と「上から」言われたことを明かした。

　宮崎氏は３１歳で初当選。衆議院議員を２期務め、不倫報道が原因で１６年に辞職した。

　番組では、昨年の参院選を巡る公選法違反容疑で広島地検の家宅捜索を受けた河井案里参院議員と夫の河井克行前法相について取り上げた。安藤優子キャスターが「国会を欠席し続けて雲隠れしていることをどう思うか」と宮崎氏に尋ねた。宮崎氏は「理解できない」と述べ、「最初に言われたのが、時間がたてば皆さん忘れるからそれが一番なんだぞと言われたんですが、上の方から言われました」とスキャンダル発生時の対処法を明かした。

　コメンテーターのヨネスケが「上ってだれですか？」とツッコんだ。宮崎氏は苦笑いで応じ、特定の名前は明かさなかった。宮崎氏は「ちゃんと向き合わなければならない。すごく反省しておりましたので。世の中の皆様に伝えなければいけない。あれ、ほんとつらいんです」などと問題が起こったらきちんと向き合い、説明責任を果たすべきだとの考えを示した。

　安藤キャスターが「２カ月半の雲隠れは上の方からの指示？」と聞かれた宮崎氏は「可能性はあるかもしれません」と返答。共演者から「上ってだれなのか気になる」との声が上がった。