長嶋茂雄氏が張本勲氏にビンタ!「お前が指導者になったらこの気持ちが分かるはずだ」

 TBS系「サンデーモーニング」の「喝!」で人気の野球評論家、張本勲氏(77)が21日放送の同局系「サワコの朝」に出演し、巨人時代に長嶋茂雄監督(81)から平手打ちを食らった秘話を打ち明けた。

 張本氏は1976年、日本ハムから巨人に移籍。監督2年目の長嶋氏は「厳しかったですよ。野球にすごく純粋な方なんですよ。勝ちたい一心なの」という人物だった。

 「私35歳でしょ。パ・リーグでは肩で風切って歩いていた生意気な男ですよ」という張本氏だが、長嶋氏には「引っぱたかれましたよ。平手」と、ビンタされたという。

 「富山県でゲームがあって、2対1でうちが勝ってたんですよ。確か6回裏かな。1アウト一、三塁。私ですよ」というシチュエーション。

 「スクイズのサイン出てた。見ませんよ!。出ると思わないから。それでボール投げたでしょ。三塁ランナーの柴田(勲)が走って帰ってくるわけですよ。『お前何やってんだよ!』『張本さん、スクイズですよ!』」

 張本氏は「私、何十年やってるけど、バントやったことないんだから。スクイズってのはね、打てない人がだいたいやるもんだから。なんで俺にバントのサインしやがってと思うじゃん」と、不満タラタラ。二死二塁と場面は変わり、張本氏は「たまたまヒット打って二塁ランナー帰ったんですよ」と、適時打を放った。

 試合後、長嶋監督に呼ばれて「よーし、小遣いでもくれるかな」と行った張本氏だが「座れ!」と一喝されて「パチーンと来たよ」と平手打ちされた。

 長嶋氏は「お前がゴロを打つ場合もあるじゃないか。ダブルプレーなら点が入らないじゃないか。もう1点どうしてもほしいんだ。点が入って2アウトセカンドで王(貞治)に回して、そういう流れを俺は考えてたんだ。なんで監督のサインに従わないのか。お前が将来、指導者になったら、この気持ちが分かるはずだ」と、張本氏に熱く説いた。

 張本氏は「この人は野球に対して純粋」と痛感し「よし、この人についていこうと思った。生意気な私をね、たたく人います?いないです」と、長嶋氏に忠誠を誓ったという。

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