脱・育児ノイローゼ ワンオペ育児を脱する7つのルール

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 一人で家事や育児に追われるいわゆる「ワンオペ育児」に身を置く母親たちは、言うことを聞かない子供と向き合い、四苦八苦…。望んで産んだかけがえのない子供にもかかわらず、孤独な育児環境にノイローゼ気味になることも少なくない。オリエンタルラジオ・中田敦彦さんの妻で、2人の子を持つタレントの福田萌さんも、そんな状況に悲鳴を上げた一人だ。

〈「なんで私ばっかり…」「なんで私ばっかり…」「二人の子供のはずなのに…」子供は可愛いです。外でパパがしっかり働いてくれないと家庭が回らないのもよく理解してます。
でも、娘の相手をしてヘトヘトになっているとき、あるいは、息子の授乳なんかで夜中に起きたとき、極限状態になった私の頭に「なんで私ばっかり…」という言葉が浮かんできたことは正直に言うと、一度や二度ではありません。〉(2017年5月17日 福田萌オフィシャルブログ「楽しいこと いっぱい」より)

 そんな辛い時期も経験した福田さんだが、夫と2人で試行錯誤を繰り返し、問題を解決していったという。今では夫も育児に対し「当事者意識」を持って向き合ってくれていると語る福田さんは、「子育ての愚痴だけじゃなくて、『今日は一人で食べられたよ』『ウンチをしたら教えてくれた!』といった、ささいな成長の喜びも分かち合えるようになったことが嬉しい」と明かす。

 2014年に長男を出産した漫画家の水谷さるころさんも、「自分が全部やらなくては!」というプレッシャーが原因で初婚に失敗した反省から、2度目の結婚(事実婚)では、意識的にコミュニケーションをとりながら「ツーオペ育児」をするように心がけているという。(以下、新著『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』より)

 水谷さんは、子育ての「タスク」そのものを分担するよりも、「今、子どもがどういう状況か」「何がうまくいってて、何がうまくいってないか」「親、子、それぞれのストレスの原因」をシェアすることが重要だと思うと語る。

 最後に、水谷さんと夫・ノダDが決めた「我が家のルール」をいくつか紹介しよう。

 ・家事は「得意な方」「こだわりがある方」が担当する
 ・ポジティブな言葉は口に出す
 ・「察してチャン」は禁止
 ・おかしいと思ったら即話し合い 要求はわかりやすくはっきりと
 ・育児は夫婦2人の仕事! お父さんを即戦力に
 ・お母さんも週1は夜の外出を
 ・些細なことでも口に出して「声かけ」をする

 子育ては決して母親だけのものではなく夫婦ですること。その意識を共有し、夫婦で「一緒に困り、悩み、解決する」ことが大事なのではないだろうか。

デイリー新潮編集部

2018年6月15日掲載

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