早くも2歳馬が入厩 藤沢和厩舎はバニシングポイントら3頭(7日POGブログ東)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今週も先週に引き続いての無観客競馬に。先週はその雰囲気を感じましたが、一言で言えば異様。メリハリが少なく、淡々とレースが進んでいく感じは物足りなさを覚えました。普段はピリピリしている馬がちょうどいい気合乗りになっていたり、無観客をプラスにつなげている馬もいましたが、やはり観客の声援があってこその競馬。やはりみんなでワイワイと盛り上がって、予想談義を繰り広げて「そのままー!」「差せー!」と声を挙げる。そんなコミュニティとして大事なものなのだと改めて感じる機会となりました。収束のメドは立ちませんが、早くいつもの競馬場に戻ることを心から願っております。 

 1日の中山1勝クラス(芝1600m)はダイワメジャー産駒のハーモニーマゼラン(牡、美浦・牧)が2勝目を挙げました。いつもパドックでうるさいしぐさを見せる馬ですが、この日は非常に落ち着いていましたね。道中は絡まれる場面もありましたが、力の違いを見せつけました。次走はNZT(4月11日、中山・芝1600m)を予定。

 水仙賞はルーラーシップ産駒のクロスセル(牝、美浦・和田郎)が勝利。中長距離戦の1勝クラスで牝馬がワンツーを飾りました。これは非常に珍しいことで、東京のゆりかもめ賞に続いてですから、今年は牝馬が強いんでしょうかね。オークス戦線に楽しみな一頭が増えました。 

 さて今週の弥生賞、チューリップ賞には興味深いメンバーがそろいました。天気が心配ですが、どんなレースとなるか楽しみです。

 美浦には2歳馬が入厩してきました。藤沢和厩舎は3頭も。ゼッケン1番がショベルヘッド(牡、父Curlin、母Date to Remember)、2番がハットシテグー18(牡、父ペルーサ)、3番がバニシングポイント(牡、父Tapit、母Unrivaled Belle)です。見た感じではバニシングポイントが一番奥を感じますかね。先々が楽しみです。ユングヴィ(牡、美浦・大江原、父ミュゼスルタン、母ハンナ)、ブリュンヒルデ(牝、美浦・大江原、父ヴィクトワールピサ、母ミュゼリトルガール)も入厩しており、いよいよ緑ゼッケン(2歳馬)が増えてきそうです。この時期にいろんな若駒を見るのがすごく楽しいんですよねー。またブログでも取り上げていきたいと思います。(馬三郎美浦支局・木村)

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