辰吉丈一郎、レッドカーペットで夫婦げんか

夫婦げんかしながら「ジョーのあした」で東京国際映画祭レッドカーペットを歩く辰吉丈一郎とるみ夫人=(2015年10月22日)
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 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(45)が23日、都内で行われている東京国際映画祭で、自身のドキュメンタリー映画「ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-」の舞台挨拶に立った。阪本順治監督(57)と登壇。リングではなく映画館でファンを前にし、慣れない雰囲気に「僕は俳優でも何でもなくてボクサーなんで、ちょっとドギマギしてます」といつもの“辰吉節”は控えめだった。

 20年にわたって自身を追い続けた阪本監督を「よう撮ったなぁ」と感心した辰吉。同監督は「引退したら(映画にしよう)と思っていたが、引退されないのでずっと撮り続けていた」と明かした。映画はインタビュー中心で試合の映像はほとんどなく、「一人の男の引き際についてしつこく聞いた」とカリスマボクサーの人生観に迫ったものとなった。

 同監督は「辰吉君は、オレが終わってないのになんで映画が終わるんだ、と聞いてきた。『ジョーのあさって』はいつ撮るんだ?とも言っている」と苦笑い。最後の試合から6年以上たつが、「もう一度世界王者になる」と公言してトレーニングを続けている辰吉は「オレにはこうして終わりたいというこだわりがあって、そこへ向かってやっている。あともうちょっと」と今の思いを口にした。

 前日22日には、スーツ姿でレッドカーペットを妻のるみさんとともに歩いた。「気持ちいいもんでも気持ち悪いもんでもない。あれを華やかと思うのか、面倒くさいと思うのか」と独特の表現で振り返った。るみさんから「なんであんたと歩かなあかんねん、と言われた。口げんかしながら歩いていた」と裏話も披露した。

 この日の舞台あいさつは、前日と違って普段のジャージー姿で登壇。自身の入場曲である「死亡遊戯」で入場し、ファンから大きな「辰吉コール」を受け「やっぱりうれしい」と笑顔を見せていた。映画は来年2月に公開予定。

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