金本監督「最後に勝つ」 7差から大逆襲宣言!広島と残り14戦直接叩く

 阪神・金本知憲監督(50)が11日、前半戦の総括会見を行った。この日、DeNAが敗れたため3位ターンが決定。得点力不足や守備のミスなどを反省点として挙げた上で、後半戦は14試合残っている首位・広島との直接対決を制していくことで、逆転優勝を目指す意気込みを示した。キーマンにはロサリオや藤浪らの名前を挙げ、残りの69試合で頂点へ駆け上がる。

 9日からの広島3連戦が中止になったとはいえ、借金「3」での折り返しを素直に受け止めた。首位・広島までゲーム差は「7」。差は大きいが挽回不可能な数字ではない。前半戦総括会見に臨んだ金本監督の言葉に、力がこもった。

 「広島にも7ゲーム付いてますけど、まだ全然、本当に十分挽回できるものは持ってると思うので、最後は自分たちが勝つんだという、自分たちが優勝するという気持ちを僕も選手たちも持ってますので、後半戦もがんばっていきます」

 戦いはこれから。十分に頂点を目指せる。前半戦は74試合で35勝38敗1分け。後半戦は残り69試合だが、広島との直接対戦を14試合残している。ゲーム差を縮めるためにも、直接対戦を制することが何より重要。それは指揮官も分かっている。

 「半分(前半戦終了)で7だから。(広島と残り14試合は)ちょっと多いぐらいかな。直接(対決)でやっつけていくしかないですからね。向こうもスキはあると思うし」

 セ・リーグで唯一貯金生活を送る広島でも、盤石の状態ではないという見方がある。もちろん、阪神が前半戦以上の戦いを繰り広げることが逆転優勝の大前提となるが、そのために克服すべき課題は見えている。

 「(前半戦で厳しさを感じたのは)守備面でのミスからの失点と打つ方ですかね。得点力不足というのは一番で。あとは内野の守備の乱れとか、その2つが大きかったですね」

 リーグワーストのチーム打率・243と280得点、さらに51失策という数字が「想像していたよりは厳しい前半戦になったのかなと思ってます」と話す要因だ。チーム防御率はリーグトップの3・72。得点力不足が解消されれば、チームとして勢いにも乗れる。

 前半戦の殊勲選手として、メッセンジャー、糸井、陽川の名前を挙げた。そして後半戦のキーマンと位置付けるのは藤浪やロサリオら。そういった選手の活躍や若手の躍動が重なれば、道が開けてくるというもの。

 「これ(得点力)を上げていかないことには、どうにも打開策はないと思うので。とにかく野手陣はしっかり点を取って守ってあげるというのをテーマにやっていって」と金本監督。球宴休みを挟み16日の巨人戦から始まる後半戦。逆転Vを目指し、甲子園から熱い戦いを演じていく。

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