犬が好き
UP DATE
ペットロスで苦しむ人に知ってほしい「虹の橋の伝説」
そんな日がいつか来るというのはわかっていることだけれど、いざそうなってしまったとき、受け入れるなんてとうてい難しいことだ。
筆者も、愛犬を亡くしたときはそうだった。小学生のころに家に来たももは姉妹でもあり、友達でもあり、よき理解者だった。唯一、心を開ける相棒だったかもしれない。大きすぎる存在だった。
13年も一緒にいたももが亡くなったとき、私は深い喪失感に襲われた。もう涙が出ないんじゃないかってくらい泣いた。
「セカンドオピニオンに行っていれば、結果は違っていたかも…」
「なんで早く異変に気づいてあげられなかったのだろう…」
私はこのとき、ペットロスに陥っていたのだ。
虹の橋の伝説について、このときの私は知らなかった。虹の橋というくらいだから、おそらく死後の世界のことで、スピリチュアルなことが書かれているんだろう、と思った。
正直、そんな気休めのような話を読んでも、心の傷が癒えるなんてことはないと決めつけていたのである。
天国に向かう道の途中に虹の橋がかかっていて、亡くなったペットはまずそこへ行くのだそうだ。
そこには、草原が広がっている。病気で亡くなったペットたちも、ここでは元気いっぱいに走りまわっている。
私たち飼い主が命をまっとうして天国へ向かうとき、虹の橋で愛するペットと再会でき、一緒に橋を渡ることができると綴られているのだ。
「飼い主を悲しませるために、犬は生まれてきたんじゃないんだ」と、虹の橋の伝説は教えてくれる。
ももが旅立ったのは悲しいけれど、いまは「ありがとう、また会おうね」という気持ちで、楽しかった日々を胸に生きていきたい。
UP DATE