犬が好き
UP DATE
「捨て犬」だった悲しい過去 運命の出会いが、すべてを変えてくれた
じつは、マルクルちゃんには「捨て犬」という過去があるのです。
きょうだいまとめて、山に捨てられていた
幸運なことに子犬たちは保護団体の方に保護されて、その後「里親募集サイト」に掲載されることに。そのマルクルちゃんに一目惚れをしたのが、いまの飼い主さんです。
「里親募集のサイトでマルクルを見ていて、主人と『このコだ! このコに会ってみたい!』という話になって、会いにいきました」と、マルクルちゃんの飼い主さんは振り返ります。
最初にマルクルちゃんに会ったとき、とても小さくて、かわいくて。おとなしい印象のコで、少し怯えている様子だったそうです。
マルクルちゃんを家族に迎えるにあたり、家族会議!
「障害のある娘とワンコの生活を両立できるか」
「なにがあっても、マルクルの犬生を全うさせてあげたい」
「もしわたしたちに何かあったときには、その後の飼い主を探しておかないと」
ペットを迎えるというよりは、「家族がもうひとり増える」という感覚でいたようです。
マルクルちゃんの飼い主さんは、もし自分たちに何かあっても、互いの実家でマルクルちゃんを育ててもらえるように了承をもらえたといいます。
そして、2016年6月19日に、マルクルちゃんは飼い主さんのもとで暮らし始めることに。生まれた日が正確にはわからない保護犬のコは、飼い主さんの家に迎えられた日を「誕生日」とすることが多いそうです。
マルクルちゃんを飼い始めて、大変だったこと
たとえば、ステンレスの器の水の反射や光のキラキラが怖くて水が飲めなかったり、カブトムシの飛んだ音が怖くて家の壁をガリガリ掘って断熱材を出してしまったり(なんと、新築のお家だそうで、いまはベニヤ板で塞いでいるのだとか!)。
でも保護犬のコは、普通のコよりもなにかに対して異常に怖がる様子を見せるケースも多いです。なぜ怖がるのかーーそれは、過去の出来事のトラウマの可能性も大いに考えられます。
そうしたコが安心して暮らせるようになるためには、飼い主さんのケアが重要になってくるのです。
娘さんとマルクルちゃんは、姉弟でもあり、兄妹でもあり、親友ともいえる関係性
トイレに行くと娘さんの後を追って、そのまま中に一緒に入ったり! きっとマルクルちゃんは、「そばに行きたいな、行ってもいいかな」という感じで、様子を伺っているのかも。
娘さんが泣いてたりすると一目散に飛んできて、ずっと横に座っててくれるのだとか。マルクルちゃんは人の心を察することができる、優しいコなんです。
マルクルちゃんと出会えたのは、きっと運命だった
その日々を振り返り、飼い主さんは「いまでは、マルクルがいない生活は考えられません。本当に我が家の一員になってくれたことに感謝しています。運命だと思っています」と語ってくれました。
「マルクルはいま、幸せですか? わたしたちは、たくさんの幸せをもらってるよ。マルクルが幸せだと思えるような毎日を過ごしていこうね」
保護犬を迎え入れようと考えている人に、経験者だからこそ伝えたいこと
しつけや問題行動の対応に悩んだときには、獣医師さんや先輩の犬飼いさんたちにお話を聞いて、「このやり方が、このコに合ってる!」と思ったものを試してみてほしいと、マルクルちゃんの飼い主さんはアドバイスしてくれました。
世の中にはいろんな情報があるけれど、「しつけ本やネットの情報が、愛犬にとって正しいしつけとは限らない」と実感したそうです。
どのコも性格が違うし、置かれていた状況も違います。だからこそ、「そのコに合った方法を飼い主さんが寄り添いながら探してあげる」のが、保護犬を飼ううえで大切になってくるのです。
飼い主さんのInstagramには、マルクルちゃんとの楽しい日々が綴られています。保護犬のことが気になるという人は、ぜひほかの投稿も覗いてみてください!
マルクルちゃんの成長の様子も伝わってきます♪
UP DATE