マーケット
4/25 15:15
37,628.48
-831.60
38,460.92
-42.77
暗号資産
FISCO BTC Index
4/25 15:52:48
10,019,588
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

値がさ株がけん引も売り込まれていた銘柄へのアンワインドの流れが継続【クロージング】

2020/3/24 16:06 FISCO
*16:06JST 値がさ株がけん引も売り込まれていた銘柄へのアンワインドの流れが継続【クロージング】 24日の日経平均は大幅に上昇。1204.57円高の18092.35円(出来高概算22億5000万株)で取引を終えた。終値での18000円回復は、3月12日(18559.63円)以来、7営業日ぶりとなる。23日の米国市場では、FRBが量的緩和を無制限に実施する意向を表明したことが評価される一方で、大規模経済支援策を巡る共和党と民主党の話し合いが難航していることが嫌気され、NYダウは582ドル安だった。しかし、FRBによる資産買い入れ対象や規模拡大を評価する流れとなる中、日経平均はギャップアップで始まった。 その後も、グローベックスの米株先物の強い値動きのほか、前日に最大で4兆5000億円分の巨額の資産を売却し、負債の削減などに充てる方針を明らかにしたソフトバンクG<9984>が連日で強い値動きをみせたこと、さらにインデックスに絡んだ売買が断続的に流入する流れにより、日経平均を押し上げている。さらに、麻生副総理・金融相は、市場への監視を強化し、不正な取り引きに対しては厳正に対処する方針を示しており、これが「空売りの監視強化」といったヘッドラインで流れると、ショートカバーを誘う流れにもつながった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは、鉱業の上昇率が9%を超えたほか、不動産、海運、石油石炭、ガラス土石、証券の強さが目立つ。半面、陸運、電力ガス、パルプ紙、食料品が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイ<9983>、ソフトバンクG、東エレク<8035>、ファナック<6954>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>、KDDI<9433>など軒並み強い値動きをみせた。 日経平均、TOPIXの強い値動きによって、日銀のETF買いは入っていないとみられるが、このところはTOPIXの上げ下げよりも、NYダウに連動する形で資金が流入していたこともあり、本日の上昇局面においても日銀のETF買いが流入しているとなると、より売り込みづらい状況に向かわせよう。 また、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引しているとはいえ、これまで相対的に弱い動きをみせていた銘柄へのアンワインドの流れが継続している。よりアンワインドの流れが強まる可能性もあるため、出遅れているセクターや銘柄への見直しも意識されてくるだろう。 《CN》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
6,308
4/25 15:00
-174(%)
時価総額 12,768,168百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
6762 東証プライム
7,216
4/25 15:00
-141(%)
時価総額 2,805,379百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,342
4/25 15:00
-93(%)
時価総額 4,092,875百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,455
4/25 15:00
-158(%)
時価総額 4,497,532百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
33,600
4/25 15:00
-1,210(%)
時価総額 15,846,869百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,347
4/25 15:00
-8(%)
時価総額 10,016,270百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,540
4/25 15:00
-1,540(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,603
4/25 15:00
-152(%)
時価総額 13,099,619百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10