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後場に注目すべき3つのポイント~新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視

2020/4/30 12:55 FISCO
*12:55JST 後場に注目すべき3つのポイント~新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視 ・ドル・円は伸び悩み、買い一服後は失速 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がファナック<6954> ■日経平均は大幅反発、新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視 日経平均は大幅に反発して大台の20000円を回復。510.38円高の20281.57円(出来高概算7億6897万株)で前場の取引を終えている。 前日の米国市場では、原油価格の反発や新型コロナウイルス治療薬として期待されている製薬会社米ギリアド・サイエンシズ社のレムデシビルの臨床試験で、半数以上で効果が確認されたことが好感され、主要株価指数は大きく上昇した。また、連邦公開市場委員会(FOMC)で当面大規模緩和を維持する姿勢が示されると、引けにかけて上昇幅を拡大した。この流れを受けて、日経平均も大幅に反発して始まり、高いところでは、20300円を超す場面もあった。その後も高値圏での推移を続け、前営業日の終値比500円高を挟んだ水準で取引を終えた。 業種別では、ほぼ全面高商状となり、海運業を筆頭に鉄鋼、鉱業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、石油・石炭製品など景気敏感株の値上がりが目立った。一方、電気・ガス業、その他製品、食料品、情報・通信業などがマイナスとなっている。 東証1部の売買代金上位では、第3四半期が大幅増益で受注高の上方修正もあったレーザーテック<6920>が2ケタ台の大幅高を演じたほか、日経平均構成銘柄のファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が上昇。また、ソニー<6758>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、村田製<6981>、日本電産<6594>といったハイテク株や機械株も大幅高となった。その他では、小幅な増益ながらも堅調な業績内容が評価された信越化<4063>も上伸した。他方、臨時休園の影響で1-3月期が42億円の赤字となったOLC<4661>は大きく下落し、武田薬<4502>、花王<4452>などもマイナス推移となっている。 日経平均は遂に大台の20000円を回復した。新型ウイルス治療薬の期待を背景とした前日の米国株高といった外部環境によるところが大きく、国内では、緊急事態宣言の延長といった悪材料も出てきているため、手放しには喜びにくいが、それでも、19000円台での値固めを続けた後の大台突破は次なるレンジ相場への移行を想起させ、市場のセンチメントを明るくさせてくれる。 テクニカル的には、週足ベースで13週移動平均線(20225.02円)を突破してきていることに加えて、日足の一目均衡表では、転換線が基準線に続いて上向きに転換した。また、雲上限(20237.07円)も一気に突破してきており、これで三役好転が達成された格好だ。 上述したように、国内では緊急事態宣言の延長が濃厚だが、これは事前に想定されていたところでもあり、特段の新規の悪材料とまではいえない。また、重要指標とされる都内での新規感染者数も、26、27日と2日連続で2ケタ台に減少した後、28日には再び3ケタを記録していたが、昨日29日には47人と改めて2ケタ台に減少している。国内でも、少しずつだが着実に鈍化の兆しが観測されてきており、決して悪材料ばかりではない。 本日午前に中国国家統計局が発表した製造業PMI(購買担当者景況感指数)は50.8(前回52.0)と市場予想の中央値をやや下回ったとはいえ、好不況の節目である50を上回った。また、非製造業PMIについては53.2と前回の52.3を上回った。グローバル経済の要である中国の景況感が着実に改善してきていることも投資家心理を下支えしてくれよう。こうした中、「日経中国関連株50」に採用されている、ファナック<6954>やオークマ<6103>、TDK<6762>などの上昇率が本日はとりわけ目立っている。 4月に入ってから好調が続くマザーズ指数といった中小型株の魅力もまだ尽きないが、そろそろ、大型ところの景気敏感株についても決算内容を見極めたうえで選別色を強めていってもよいタイミングかもしれない。 ■ドル・円は伸び悩み、買い一服後は失速 30日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。仲値にかけて国内勢による買いが入り、106円半ばから後半に上昇したが、買い一服後は失速した。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、円買いは後退。ただ、米株高観測でドル買いも入りづらい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円58銭から106円88銭、ユーロ・円は115円78銭から116円06銭、ユーロ・ドルは1.0852ドルから1.0880ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アドベンチャー<6030>、ブランジスタ<6176>など、14銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月鉱工業生産速報値:前月比-3.7%(予想:-5.0%、2月:-0.3%) ・中・4月製造業PMI:50.8(予想:51.0、3月:52.0) ・中・4月非製造業PMI:53.2(予想:52.5、3月:52.3) <国内> 特になし <海外> ・15:00 独・3月小売売上高(前月比予想:-8.0%、2月:+0.8%) ・16:55 独・4月失業率(予想:5.3%、3月:5.0%) 《HH》
関連銘柄 16件
4063 東証プライム
5,906
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時価総額 11,954,470百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4452 東証プライム
6,385
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時価総額 3,032,875百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4502 東証プライム
4,089
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 6,469,922百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4661 東証プライム
4,654
4/26 15:00
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時価総額 8,463,071百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
6030 東証グロース
3,335
4/26 15:00
-40(%)
時価総額 25,016百万円
旅行サイト運営会社。格安航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営。航空券の検索や予約、販売等のサービスを提供。積極的な広告投資継続。アプリは2000万DL超。M&A効果等で、24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/03/04
6103 東証プライム
7,029
4/26 15:00
+91(%)
時価総額 237,264百万円
工作機械大手。マシニングセンタやNC旋盤に強み。国内生産にこだわり。日本は価格転嫁や生産の効率化などで2桁増益。産業機械や農業・建設機械等の需要が底堅く、欧州は堅調。24.3期3Q累計は営業増益。 記:2024/03/05
6176 東証グロース
600
4/26 15:00
-2(%)
時価総額 8,745百万円
無料電子雑誌出版社。ウェブマガジン「旅色」が主力。ニュースや企業プロモーションも手掛け、広告収入が収益柱。タレントを起用したふるさと納税PRに注力。新規顧客増加と契約更新企業の拡大で、1Qは増収利益急伸。 記:2024/02/23
6594 東証プライム
7,115
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時価総額 4,242,561百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
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+96(%)
時価総額 2,842,701百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6920 東証プライム
34,080
4/26 15:00
+720(%)
時価総額 3,213,267百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6981 東証プライム
2,867
4/26 15:00
+45(%)
時価総額 5,812,679百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10