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豪ドル週間見通し:弱含みか、4月雇用統計の悪化を警戒

2020/5/9 15:21 FISCO
*15:21JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、4月雇用統計の悪化を警戒 ■上昇、米中対立懸念の後退で豪ドル買い強まる 先々週・先週の豪ドル・円は上昇。豪準備銀行(中央銀行)が政策金利を据え置きとしたが、債券購入を再び拡大する用意があると表明したことで豪ドル売りが優勢になった。しかし、その後、「米中の貿易協議責任者が来週にも電話会談」との一部報道を受けて、米中対立の悪化懸念が後退し、豪ドル買いが再び広がった。取引レンジ:67円63銭-70円17銭。 ■弱含みか、4月雇用統計の悪化を警戒 今週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)が新型コロナウイルスによる経済的打撃への対応として、量的緩和(QE)を拡大する姿勢を示していることが、引き続き豪ドルへの売り圧力になる。4月雇用統計では失業率、雇用者数とも大幅な悪化は必至とみられ、豪ドル売りが強まる可能性がある。 ○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント ・14日:4月雇用統計(3月:失業率5.2%、雇用者数増減+0.59万人) 予想レンジ:67円50銭-70円50銭 《FA》