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前場に注目すべき3つのポイント~今週は決算発表がピークを迎える

2020/5/11 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~今週は決算発表がピークを迎える 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:今週は決算発表がピークを迎える ■前場の注目材料:日本製鉄、20/3営業損失 ▲4061億円、21/3未定 ■花王など、新型コロナ感染抑制できるVHH抗体発見 ■今週は決算発表がピークを迎える 11日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。8日の米国市場ではNYダウが455ドル高だった。米中が声明を発表し、ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官、中国の劉鶴副首相がパンデミック以降初めて貿易協議を開催したことを明らかにすると、米中関係の悪化懸念が後退し上昇して寄り付いた。引けにかけては、景気底入れへ期待感から上げ幅を一段と拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の20210円。円相場は1ドル106円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行の展開が意識されそうである。ただし、先週末に500円を超える大幅な上昇で節目の2万円を回復した反動も意識されやすいところである。ショートは振りづらいだろうが、利益確定の流れも出てくるところであるほか、決算発表がピークを迎えることもあり、積極的な上値追いの流れは限られそうである。 また、ペンス米副大統領は自身の報道官の新型コロナウイルス陽性が8日に判明したことから、自主隔離に入ったと、事情に詳しい関係者が明らかにしたと伝えられている。閣僚の感染拡大が警戒されやすく、週明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性がありそうだ。そのため、上値追いは限られそうだが、経済活動再開に向けた動きが意識されるなか、2万円処での底堅さが意識されやすいとみられる。 その他、決算については今期計画を開示しない企業が多いが、足元の状況から織り込まれている面もあるだろう。そのため、業績悪は織り込まれる中、決算発表後はアク抜け的な動きに向かう展開を意識した押し目拾いのスタンスに向かおう。VIX指数は30を下回ってきており、原油相場も2週連続で上昇するなど、出口戦略を意識した長期目線による物色の広がりがみられてこよう。 ■日本製鉄、20/3営業損失 ▲4061億円、21/3未定 日本製鉄<5401>が発表した2020年3月期決算は、営業損失が4061.19億円の赤字(前の期は2651.11億円の黒字)だった。鉄鋼の需要低迷による生産・出荷量の減少や原料価格の高騰などが重荷となった。各地の製鉄所について多額の減損損失を計上したことも響き、最終赤字に転落した。21年3月期予想については「新型コロナウイルス感染拡大による影響の規模および期間が不透明な状況にあり、「未定」とした。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(20179.09、+504.32) ・NYダウは上昇(24331.32、+455.43) ・ナスダック総合指数は上昇(9121.32、+141.66) ・シカゴ日経225先物は上昇(20210、大阪比+70) ・1ドル106円80-90銭 ・SOX指数は上昇(1775.61、+50.68) ・VIX指数は低下(27.98、-3.46) ・米原油先物は上昇(24.74、+1.19) ・日銀のETF購入 ・新型コロナウイルス治療薬開発 ・日米欧の大型財政出動 ・株安局面での自社株買い ・7-9月期の業績回復期待 ・エスペック<6859>環境試験も在宅対応、遠隔支援 ・マツダ<7261>3000億円要請、長期化見据え手元資金確保 ・イビデン<4062>中国に排気系部品の新工場、現地供給を確立 ・大日印<7912>高精度マーカー開発、搬送位置の誤差1度以下 ・住友化学<4005>鼻の呼気から新型コロナ判定、イスラエル社に開発資金 ・三谷産業<8285>アビガン原薬、子会社で製造 ・花王<4452>花王など、新型コロナ感染抑制できるVHH抗体発見 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27日分) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
4005 東証プライム
349.7
4/26 11:30
-2.5(%)
時価総額 579,054百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4062 東証プライム
6,023
4/26 11:30
+14(%)
時価総額 848,406百万円
ICパッケージ基板で世界トップ。プリント配線板、自動車排ガス浄化装置でも高シェア。環境用途向けに強み。24.3期3Qはセラミック事業が堅調。ディーゼル・パティキュレート・フィルターは価格転嫁等で売上増。 記:2024/02/10
4452 東証プライム
6,344
4/26 11:30
-63(%)
時価総額 3,013,400百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
5401 東証プライム
3,437
4/26 11:30
+8(%)
時価総額 3,266,253百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
6859 東証プライム
2,908
4/26 11:30
+10(%)
時価総額 69,155百万円
環境試験器で世界トップ。エナジーデバイス装置や半導体関連装置、植物育成装置事業等も手掛ける。環境試験器は国内市場で標準製品、カスタム製品の売上が増加。サービス事業は収益伸長。24.3期3Qは収益好調。 記:2024/04/14
7261 東証プライム
1,666
4/26 11:30
-3(%)
時価総額 1,052,585百万円
自動車メーカー。世界初の圧縮着火ガソリンエンジン「スカイアクティブx」など独自技術を保有。デザイン力にも定評。車載用円筒形リチウムイオン電池の供給でパナソニックエナジーと連携強化。3Q累計は利益急伸。 記:2024/03/31
7912 東証プライム
4,499
4/26 11:30
+6(%)
時価総額 1,427,263百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8285 東証スタンダード
383
4/26 11:16
-1(%)
時価総額 23,659百万円
情報システム、樹脂・エレクトロニクス、化学品等を扱う総合商社。化学品貯蔵タンクを自社で保有。樹脂・エレクトロニクス関連事業は工場稼働率が改善。情報システム関連事業は堅調。24.3期2Qは営業黒字転換。 記:2024/01/16