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後場に注目すべき3つのポイント~経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き

2020/5/11 12:59 FISCO
*12:59JST 後場に注目すべき3つのポイント~経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り基調に ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がリクルートHD<6098> ■日経平均は続伸、経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動き 日経平均は続伸。287.49円高の20466.58円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場では、4月の雇用統計で雇用者数は2050万人減と減少幅は過去最大だったが、リスク選好の流れが優勢だった。中国の劉鶴副首相が米国との貿易協議を開催したことを明らかしたことで、米中関係の悪化懸念が後退。NYダウが455ドル高と上昇した流れを引き継ぐ格好から、週明けの日本株市場は買い先行で始まった。 また、国会では緊急事態宣言の解除を判断する基準や、第2次補正予算案の成立を目指す、と伝わったことが材料視された。4月末水準に付けた高値にサヤ寄せして始まった日経平均は、その後は買い戻しを中心にじりじりと上げ幅を広げており、一時20534.88円と3月上旬以来の水準を回復している。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の75%を占めている。セクターでは、空運の上昇率が8%を超えたほか、海運、鉄鋼、陸運、金属製品、不動産、サービス、非鉄金属の強さが目立つ。半面、証券、電力ガス、その他製品が小幅に下落。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、ファミリーマート<8028>、ファナック<6954>が堅調。 日経平均は4月末に付けた直近戻り高値を突破し、20500円を回復してきている。日中値幅は250円程であり、大きなトレンドとはなっていないが、心理的な抵抗線を突破してきており、リスク選好姿勢の強さが窺える。決算発表がピークを迎えるため、積極的な上値追いの流れにはなりづらいところであろうが、断続的なインデックス買いが指数を押し上げている。また、これまで先行して上昇していた銘柄へは利益確定の流れがみられているが、一方で、空運など下落基調が続いていた銘柄の上昇が目立っている。楽観視は出来ないものの、長期目線での経済活動再開に向けた流れを意識した買い戻しの動きが強まっているようである。 テクニカル面では75日線が20783円辺りに位置している。目先的にはこれが心理的な抵抗線として意識されやすいだろうが、これをクリアしてくるようだと、一段と買い戻しの流れが強まる可能性が高まりやすいだろう。そのため、底堅さが意識されている中では、ショートカバーの流れが強まりやすい需給状況だろう。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り基調に 11日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日経平均株価の上げ幅拡大を背景とした円売りが優勢となり、ドルは朝方の106円半ばから上昇基調に振れた。107円付近の売りに押され失速したが、アジアや欧米の株高が予想されリスク選好的な円売りは継続しそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円50銭から107円01銭、ユーロ・円は115円32銭から116円15銭、ユーロ・ドルは1.0824ドルから1.0841ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アクロディア<3823>、あんしん保証<7183>など、25銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がリクルートHD<6098> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27日分) 「感染症拡大の影響の帰すうにもよるが、短期的には1930年代の大恐慌以来の急激な経済収縮が起きかねない。こうした情勢下で、物価安定の目標の達成は後ずれする」 「当面の優先課題は、企業金融面での十分な資金繰り支援により企業倒産を防ぎ、雇用を守ること。実体経済が一段と厳しさを増していることを踏まえ、現行の金融緩和措置のさらなる拡充・強化を図る必要がある」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
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3823 東証スタンダード
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時価総額 2,592百万円
携帯販売店向け店頭デモ端末管理システムなどを開発・販売。外食、教育関連、エンタメも。昨年12月の買収で産廃処理に参入。24.8期1Qは直営店撤退の外食が改善も新事業投資が利益の重石に。継続前提に重要事象。 記:2024/02/05
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時価総額 11,044,092百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
4,474
4/25 12:44
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時価総額 4,516,713百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7183 東証スタンダード
223
4/25 12:30
±0(%)
時価総額 4,009百万円
事前立替型の家賃保証サービスを不動産管理会社などに提供。家賃以外の保証サービスも手掛け、新たなクレジットカード会社との提携や付帯商品の開発を推進。請求自動化や電子契約などIT化に注力。3Q累計は増収確保。 記:2024/03/22
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
33,550
4/25 12:44
-1,260(%)
時価総額 15,823,287百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,670
4/25 12:44
-1,410(%)
時価総額 13,260,269百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,638
4/25 12:44
-117(%)
時価総額 13,159,923百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10