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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、週末控え株安ならドルに買い継続

2020/6/26 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、週末控え株安ならドルに買い継続 26日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感から、リスク回避的な円買いに振れやすい。ただ、欧米株式市場で週末の売りが強まれば、引き続きドル選好地合いがとなりそうだ。 2008年のリーマン・ショック当時に、米金融当局が金融機関への高リスクの自己勘定取引を禁じた「ボルカー・ルール」などが一部緩和され、前日は金融機関の収益拡大への思惑が広がった。NY株式市場でゴールドマンなど大手投資銀が注目され、株高を手がかりに安全通貨のドルは買いが後退した。本日アジア市場もそうした流れを受け継ぎ、日経平均株価の堅調地合いを背景としたリスク選好的な円売りが主要通貨を小幅に押し上げる場面も。一方、ドル・円は小幅に値を上げたが、株高安心感からドルは売り圧力に押された。 この後の海外市場では、コロナ禍をにらんだ週末の売り買いが中心となろう。米国内ではテキサス州が早い段階で制限措置の解除に踏み切ったものの、足元の感染再拡大で解除を停止する方針。そうしたなか、25日の新規失業保険申請件数は想定ほど改善せず、経済の早期正常化への期待は遠のきつつある。今晩の個人消費支出など経済指標が低調な内容となれば株式市場は週末の調整売りが優勢となり、ドル選好地合いが予想される。また、欧米通商摩擦への思惑も広がり、ユーロ・ドルが弱含めばドルを押し上げる可能性もあろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・5月マネーサプライM3(前年比予想:+8.6%、4月:+8.3%) ・21:30 米・5月個人所得(前月比予想:-6.0%、4月:+10.5%) ・21:30 米・5月個人消費支出(前月比予想:+9.0%、4月:-13.6%) ・21:30 米・5月コアPCE価格指数(前年比予想:+0.9%、4月:+1.0%) ・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:79.0、速報値:78.9) ・中国休場(端午節) 《FA》