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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は香港情勢に警戒視

2020/6/30 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は香港情勢に警戒視 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後は香港情勢に警戒視 ■前場の注目材料:Jフロント、2021年2月期は一転最終赤字に ■トヨタ、メガ3行と宇宙開発ファンドに82億円出資 ■買い一巡後は香港情勢に警戒視 30日の日本株市場は、買い優勢の展開から始まろう。29日の米国市場では、NYダウが580ドル高だった。全米で新型コロナ感染者数が急増していることを受けて朝方は概ね前日終値の水準で寄り付いたものの、航空機メーカーのボーイングが運航停止となっている737MAX機について、複数の修正に関する安全性評価の審査が完了し試験飛行を開始したことが好感され急伸し、NYダウを押し上げる格好となった。また、ハイテク大手にも買いが広がり引けにかけて上げ幅を拡大する展開となっており、この流れを引き継ぐ展開が意識される。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円高の22335円。円相場は1ドル107円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行する格好となり、これまでのレンジでの推移が続くことになりそうだ。25日線が22356円辺りに位置しており、買い一巡後は同線を挟んでのこう着が意識される。ボーイングの上昇が勝った格好だが、全米規模で広がる新型コロナ感染者の増加は引き続き上値の重石となる。また、中国政府は、香港問題に関する言動が度を越えたと判断した米国人に対し、ビザの発給を制限する方針を明らかにしたと伝えられている。 中国が香港での反体制活動を禁じる「香港国家安全維持法案」が30日にも成立する見通しであり、これを受けた香港市場や米中対立への警戒感から積極的な物色は手控えられる可能性がある。また、ニュースヘッドラインに対しても敏感な反応を示すことが考えられるため、先物主導による売り仕掛け的な動きには注視する必要がありそうだ。ただし、日経平均は200日線が支持線として意識されており、これまでのもち合いレンジ内での推移を想定。短期的な売り仕掛け的な場面から200日線に接近する局面においては、押し目狙いのスタンスとなろう。 物色の流れとしては米中対立への警戒感から5Gの国内強化が意識されやすく、5Gに関連するハイテク株に注目。その他は、個人主体の中小型株への物色が続くとみられる。強いトレンドが継続している銘柄に対しては、利食いも出やすいところであろうが、需給面は良好であることから、調整局面では積極的に押し目を攻めたいところでもあろう。 ■Jフロント、2021年2月期は一転最終赤字に Jフロント<3086>は、2021年2月期通期の連結最終損益が260億円の赤字となる見込みだと発表。従来計画は50億円の黒字(前期比76%減)だった。コロナ禍で今期はインバウンド需要を業績予想には織り込まない。百貨店で赤字決算が相次いでも不思議ではないとの見方が大勢だったこともあり、決算を控えた29日は5.95%の下落だった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(25595.80、+580.25) ・ナスダック総合指数は上昇(9874.15、+116.93) ・シカゴ日経225先物は上昇(22335、大阪比+285) ・1ドル107円50-60銭 ・SOX指数は上昇(1943.90、+21.98) ・VIX指数は低下(31.78、-2.95) ・米原油先物は上昇(39.70、+1.21) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・トヨタ<7203>メガ3行と宇宙開発ファンドに82億円出資 ・シャープ<6753>株主総会/「新規は国内」、液晶は分散、生産再編に含み ・OLC<4661>東京ディズニー、あす再開、パレード・ショーなし ・大和ハウス<1925>中計、物流施設投資3000億円増、EC関連の需要継続 ・ミスミG<9962>ウェブ調達支援サービスで樹脂材拡充 ・日立<6501>アプリ新会社、幸福感を定量計測 ・コーセー<4922>「雪肌精」に若年層ライン、35周年機に10商品投入 ・日本板硝子<5202>室内光で感染リスク低減、簡易衝立キット開発 ・ロート製薬<4527>オンラインで新ブランド発売 ・ケア21<2373>ベトナムに子会社設立 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 5月有効求人倍率(予想:1.22倍、4月:1.32倍) ・08:30 5月失業率(予想:2.8%、4月:2.6%) ・08:50 5月鉱工業生産速報値(前月比予想:-5.9%、4月:-9.8%) <海外> ・10:00 中・6月製造業PMI(予想:50.5、5月:50.6) ・10:00 中・6月非製造業PMI(予想:53.6、5月:53.6) 《ST》
関連銘柄 11件
1925 東証プライム
4,338
4/23 15:00
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時価総額 2,890,535百万円
住宅メーカー最大手。分譲住宅や分譲マンション、賃貸が主力事業。商業施設や物流施設、医療施設等も手がける。今期3Q累計は開発物件の売却が順調に進捗した。米国住宅をはじめとする海外事業は計画を超えて推移した。 記:2024/02/10
2373 東証スタンダード
601
4/23 15:00
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時価総額 8,921百万円
関西を中心に訪問介護や有料老人ホームを展開。認可保育所や施設ダイニング、不動産事業も手掛け、関東エリアを開拓中。消耗品や人員確保のコストの増加、水道光熱費の高止まりなどが響き、23.10期は利益足踏み。 記:2024/01/27
1,483.5
4/23 15:00
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時価総額 401,385百万円
大手百貨店。傘下に大丸松坂屋百貨店やファッションビル大手のパルコ、博多大丸、ギンザシックスなど。百貨店事業は収益伸長。大丸心斎橋店、大丸京都店はインバウンド売上が堅調。24.2期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/01/27
4527 東証プライム
2,983
4/23 15:00
+8(%)
時価総額 704,519百万円
大衆薬大手。目薬やスキンケア用品、内服薬などを手掛け、OTC目薬やリップクリームで国内首位。機能性食品や再生医療を育成。デジタル医療領域からのアプローチにも着手。主力商品や好調で、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/29
4661 東証プライム
4,704
4/23 15:00
+59(%)
時価総額 8,553,994百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
4922 東証プライム
7,951
4/23 15:00
-19(%)
時価総額 481,775百万円
化粧品国内大手。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリーク、ファシオなど有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。新商品の寄与等でタルトの売上は過去最高。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
5202 東証プライム
510
4/23 15:00
-3(%)
時価総額 46,482百万円
大手ガラスメーカー。建築用、自動車用板ガラスを展開。小型ディスプレイ用超薄板ガラス、プリンター向けレンズ、太陽光パネル用ガラス、バッテリーセパレータなど高機能ガラスに定評。業容好調で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/10
6501 東証プライム
13,215
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-80(%)
時価総額 12,799,679百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6753 東証プライム
819.6
4/23 15:00
+2.4(%)
時価総額 533,074百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
7203 東証プライム
3,511
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-6(%)
時価総額 57,281,919百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
9962 東証プライム
2,256.5
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-27(%)
時価総額 642,019百万円
機械部品商社。FA用部品や金型用部品、製造副資材、消耗品を提供。取扱メーカーは3000社以上。FA事業は海外が伸び悩む。VONA事業はアジア等における需要低迷が響く。24.3期3Q累計は業績足踏み。 記:2024/02/04