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後場に注目すべき3つのポイント~コロナ警戒も米ハイテク株の復調期待じわり

2020/9/25 12:44 FISCO
*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント~コロナ警戒も米ハイテク株の復調期待じわり 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、コロナ警戒も米ハイテク株の復調期待じわり ・ドル・円は伸び悩み、材料難で上昇一服 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶり反発、コロナ警戒も米ハイテク株の復調期待じわり 日経平均は3日ぶり反発。133.58円高の23221.40円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。 24日の米株式市場でNYダウは小幅に反発し、52ドル高となった。トランプ大統領が11月の大統領選で敗退した場合、法廷闘争に持ち込む可能性を示唆したことや、週間の新規失業保険申請件数が予想外に増加したことが嫌気され、景気敏感株を中心に売りが先行した。ただ、共和党のマコネル上院院内総務が「選挙の勝者が来年1月20日に大統領に就任する」と述べて警戒感が後退したほか、8月新築住宅販売件数が14年ぶりの高水準になったことなどから上昇へ転じた。主要ハイテク株に買いが入り、ナスダック総合指数も反発。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで129円高からスタートすると、前場中ごろには23272.67円(184.85円高)まで上昇する場面があった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>が堅調で、任天堂<7974>や東エレク<8035>は小高い。株式分割実施を発表した神戸物産<3038>は5%超、前日開催の説明会内容が好感された日東電<6988>は7%超の上昇。日立物流<9086>との相互出資見直しなどを正式発表したSGホールディングス<9143>や業績上方修正のガイシ<5333>は急伸し、ニイタカ<4465>が東証1部上昇率トップとなっている。一方、ソフトバンク<9434>やソニー<6758>が小安く、楽天<4755>やJR東<9020>は軟調ぶりが目立つ。今期の大幅赤字見通しを発表した西武HD<9024>や第1四半期の増益率鈍化が嫌気された日本オラクル<4716>は急落し、東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、ガラス・土石製品、倉庫・運輸関連業、輸送用機器などが上昇率上位。半面、保険業、精密機器、空運業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は22%となっている。 国内外で新型コロナウイルスの感染再拡大や景気回復の鈍化への懸念がくすぶっているが、米国では追加経済対策を巡る与野党対立や大統領選を巡る混乱への警戒感がやや和らいだことで主要株価指数がひとまず反発。本日の東京株式市場もこうした流れを引き継ぎ、買いが先行する展開となった。前日の先物手口を見ると、日経平均先物、東証株価指数(TOPIX)先物ともクレディ・スイス証券の売り越しがやや大きかった。商品投資顧問(CTA)などの短期筋による先物売りが相場下落を主導したとみられるが、本日は米国株の落ち着きを受けてこれら投資家が買い戻しを入れている可能性がある。 売買代金上位では日経平均型のファーストリテやソフトバンクG、TOPIX型のトヨタ自やメガバンク株が総じて堅調。東エレクなどは前日までの戻りを受けて利益確定売りが出やすいところだろうが、前日の米ハイテク株高を受けてまずまずしっかりだ。今月下旬から6-8月期決算の発表、また来月下旬からは7-9月期決算の発表を控え、業績修正の発表や観測報道も増えており、物色の手掛かりとなっている。とはいえ、ここまでの東証1部売買代金は1兆円に届いておらず、先物主導の相場であることを窺わせる。 新興市場ではマザーズ指数が反発。前日は後場に売りが広がる場面も見られたが、1190pt台まで上昇してきた5日移動平均線が下値をサポートする形となり、高値圏をキープしている。連日で上場来高値を更新しているフリー<4478>の上げが目立つほか、上場2日目のトヨクモ<4058>はなお買い気配が続き、新興株のIPO(新規株式公開)人気も健在だ。来週はマザーズで4社の新規上場が予定されており、これらへの期待も高まりそうだ。 週末前であることに加え、前日の米国株の反発が鈍かったこともあり、積極的に上値を追う動きは期待しづらいだろう。日経平均の日足チャートを見ると、23200円台に位置する25日移動平均線を挟んだもみ合いとなっており、後場もこうした展開が続きそうだ。 さて、前日の東京都の新型コロナ新規感染者数は195人と、4日ぶりに3ケタに上った。江戸川区の工場等でクラスター(感染者集団)発生が確認されている。また、19~23日の4連休中の感染状況も今後明らかになっていくとみられ、海外での再拡大は対岸の火事ではないと考えておくべきだろう。 一方、引き続き米ハイテク株の一段の調整を警戒する向きはあるものの、徐々に復調を期待する市場参加者が増えてきた感はある。先日当欄で指摘したファンド勢の売り一巡に加え、米実質金利のマイナス圏での推移、個人投資家の資金余力の大きさ、ハイテク企業の業績モメンタムの強さなどが要因として挙げられているようだ。「ウィズコロナ」への意識が再度高まりつつもあるのだろう。株式市場は悲観一色でもないと改めて指摘しておきたい。 ■ドル・円は伸び悩み、材料難で上昇一服 25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。前日に米株反発を受けた日本株の堅調地合いでややリスク選好的な円売りが先行し、ドルは105円半ばでじり高となった。日本株高継続への期待感で、主要通貨は対円で底堅く推移。ただ、具体的な材料は乏しく、ドルの上値は重い。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円39銭から105円54銭、ユーロ・円は123円01銭から123円15銭、ユーロ・ドルは1.1667ドルから1.1679ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・東邦金属<5781>、ピースリー<6696>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・マコネル共和党上院院内総務 「11月3日の選挙における勝者が来年1月20日、大統領に宣誓就任する、政権は整然と移行へ」 ・トランプ米大統領 「大統領選、法廷闘争に持ち込む可能性も」 ・欧州中央銀行(ECB) 「TLTRO3で1745億ユーロ供給」 【経済指標】 米・先週分新規失業保険申請件数:87万件 (予想:84.0万件、前回:86.6万件←86.0万件) 米・失業保険継続受給者数:1258万人 (予想:1227.5万人、前回:1274.7万人←1262.8万人) 米・8月新築住宅販売件数:101.1万戸 (予想:89.0万戸、7月:96.5万戸←90.1万戸) 米・9月カンザスシティ連銀製造業活動:11 (予想14、8月14) <国内> 特になし <海外> ・15:00 英・8月公的部門純借入(銀行部門除く)(予想:+380億ポンド) 《HH》
関連銘柄 22件
3038 東証プライム
3,391
4/25 13:39
+13(%)
時価総額 927,778百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート・菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパー事業は業績拡大続く。23.10期通期は2桁営業増益。24.10期は増収増益計画。 記:2024/01/27
4058 東証グロース
1,481
4/25 13:29
-17(%)
時価総額 15,050百万円
クラウド型の安否確認サービスを開発・販売。大株主サイボウズの業務改善クラウド「キントーン」と連携するアプリも。解約率は0.68%と低位安定。23.12期通期は2桁増収増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/02/13
4465 東証スタンダード
1,959
4/25 13:08
+4(%)
時価総額 11,642百万円
業務用洗剤と固形燃料の製造、販売が柱。業務用洗剤や洗浄剤、除菌剤、漂白剤、固形燃料等を提供する。固形燃料の国内シェアは6割。今上期は価格改定により洗剤や固形燃料が堅調に推移した。新規子会社も寄与した。 記:2024/01/25
4478 東証グロース
2,761
4/25 13:39
-79(%)
時価総額 157,037百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4716 東証スタンダード
11,690
4/25 13:39
-250(%)
時価総額 1,499,394百万円
企業向けソフト世界大手・米オラクル社の日本法人。2000年代初頭に築いたデータベースで膨大な顧客基盤を構築。ライセンスサポートは高い契約更新率維持。クラウドサービスは売上好調。24.5期2Qは2桁増益。 記:2024/02/02
4755 東証プライム
745.5
4/25 13:39
-21.3(%)
時価総額 1,536,483百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5333 東証プライム
2,077.5
4/25 13:39
-29(%)
時価総額 659,253百万円
ガイシで世界首位。自動車排ガス浄化用セラミックスやNAS電池なども。24.3期3Q累計は自動車関連が堅調も半導体装置関連が足踏み。30年度迄にパワー半導体向け絶縁放熱回路基板の生産能力を2.5倍に増強へ。 記:2024/03/11
5781 東証スタンダード
1,877
4/16 14:59
+1(%)
時価総額 4,388百万円
タングステン、モリブデン、超硬合金、レアメタル合金の製造・研究開発などを行う。タングステン・モリブデン製品は増収確保。24.3期3Q累計は小幅増収。太陽鉱工がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/02/26
351
4/25 13:25
+4(%)
時価総額 1,649百万円
美容サロン向けサイネージ、セットトップボックス、業務システムの受託開発を展開。IoT製品の設計・開発に実績。TRaaS事業は足踏み。24.1期通期はテクニカルサービス事業が堅調。25.1期は2桁増収計画。 記:2024/04/14
6758 東証プライム
12,745
4/25 13:39
-95(%)
時価総額 16,072,490百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
64,140
4/25 13:39
-1,780(%)
時価総額 15,599,361百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6988 東証プライム
13,965
4/25 13:39
-225(%)
時価総額 2,091,370百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム等で世界首位。24.3期3Qはインダストリアルテープの収益が堅調。ハイエンドスマホ向け組み立て用部材は需要増。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,514
4/25 13:39
-104(%)
時価総額 57,330,864百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,403
4/25 13:39
-107(%)
時価総額 9,614,202百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
33,490
4/25 13:39
-1,320(%)
時価総額 15,794,989百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9020 東証プライム
2,883.5
4/25 13:39
-38.5(%)
時価総額 3,271,077百万円
国内首位、世界でも最大級の鉄道会社。関東や東北地方を中心に、新潟県、山梨県、長野県、静岡県までが事業エリア。不動産や駅ナカでの物品販売、ホテルなども展開。全セグメント好調で、24.3期3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
9024 東証プライム
2,492.5
4/25 13:39
-39.5(%)
時価総額 806,232百万円
東京西部・埼玉地盤の鉄道会社。傘下のプリンスホテルは運営に軸足。不動産や遊園地経営も。ホテル・レジャー事業は堅調。インバウンド需要の取り込みや値上げ効果などが寄与。24.3期3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/23
9086 東証プライム
8,900
2/22 15:00
±0(%)
時価総額 748,508百万円
大手物流企業。3PL事業、重量品の輸送移設等に強み。23.3期3Qは2桁増収増益。国際物流部門は好調。新規案件の稼働等が寄与。米投資ファンドによるTOBは成立。同社株は23年2月24日付けで上場廃止予定。 記:2023/02/08
9143 東証プライム
1,821.5
4/25 13:39
+0.5(%)
時価総額 1,166,478百万円
大手宅配便会社。飛脚宅配便のデリバリーや倉庫、検品、国際輸送等のロジスティクス、物流施設の開発等を行う。デリバリー事業では平均単価が上昇。新車販売の回復等により、24.3期3Q累計はその他事業が増収。 記:2024/02/03
9434 東証プライム
1,859.5
4/25 13:39
+0.5(%)
時価総額 8,901,696百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9983 東証プライム
41,540
4/25 13:39
-1,540(%)
時価総額 13,218,900百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,633
4/25 13:39
-122(%)
時価総額 13,151,308百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10