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23日の中国本土市場概況:上海総合3.1%安で急反落、金融セクター下げ主導

2020/3/23 16:51 FISCO
*16:51JST 23日の中国本土市場概況:上海総合3.1%安で急反落、金融セクター下げ主導 週明け23日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比85.45ポイント(3.11%)安の2660.17ポイントと反落した(上海A株指数は3.11%安の2787.62ポイント)。約1年1カ月ぶりの安値を付けている。 世界景気の悪化懸念が重し。中国以外の国・地域で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、国境閉鎖や移動制限が強化されるなかで、世界のサプライチェーンが寸断するとの不安が改めて強まっている。米国ではカリフォルニア州やニューヨーク州で外出禁止令が出された。欧州ではドイツが3人以上の会合を禁止。イタリアでは、市民生活に不可欠なものを除いた全ての企業活動が停止された。 金融株が下げを主導する。招商銀行(600036/SH)が2.8%安、中国平安保険(601318/SH)が3.3%安で引けた。ハイテク株も急落。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が8.6%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が7.7%安と値を下げた。自動車株も安い。上海汽車集団(600104/SH)が7.1%下落した。約3年8カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。このほか、不動産株、資源・素材株、運輸株、消費関連株、インフラ関連株なども売られた。 外貨建てB株相場も大幅に値下がり。上海B株指数が7.33ポイント(3.30%)安の215.00ポイント、深センB株指数が32.26ポイント(3.90%)安の794.60ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》