父の遺体を“焼却”か…息子を逮捕

香川県高松市で、父親の遺体を損壊・遺棄した疑いで息子が逮捕された事件。
有名トリマーだった父親とその息子の間に、一体何があったのだろうか。

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事件が起きたのは、香川県高松市の会社役員・林田崇容疑者(29)の自宅兼会社の敷地内。崇容疑者は父親である林田 昭さん(70)の遺体を焼却炉で焼いたなどの疑いが持たれている。

被害者である昭さんが、10月30日に出勤したまま帰ってこなかったため、同居する女性が行方不明届を提出。
これを受け警察が捜査していたところ、息子である崇容疑者が犯行を自供したという。

自宅敷地内の焼却炉からは灰などが見つかっており、警察は昭さんの遺体がこの焼却炉で焼かれたとみているのだ。

息子は「父と意見対立」と供述

犬の販売やトリミングなどペット関連の会社を経営し、業界では有名な人物だったという昭さん。
一方、息子の崇容疑者は父親の仕事を手伝いながら自身もペット関連の会社を経営し、自宅では高齢の犬を保護するなどの活動を行っていたという。

昭さんを知る人:
(昭さんは)温厚で礼儀正しい方だったという印象がすごくあります。トリマーの育成にも力を入れていらっしゃったし、日本国内ではたびたびドッグショーの審査員をされていました。ペットショップもやられていたみたいですし、あと老犬ホームとか…ペット業界では有名な方だったと思います。

近隣住民:
若い感じの男性がいたのを見たことは何度かありますけど、そんな何かあるような感じの人にはちょっと見えなかった。

この親子を知る人は、2年ほど前、昭さんが「息子に会社を譲りたい」と話していたと語る。
息子の仕事ぶりを認めていたという昭さん。一方で、崇容疑者は取り調べに対し「父親と仕事をめぐって意見の対立があった」と供述しているという。

警察は仕事をめぐるトラブルが犯行の引き金になったとみて、殺人容疑も視野に入れて捜査を続けている。

(「Live News it!」11月15日放送分より)