乾杯だけしてサクッと短時間で済ませたい?
2019年も、残すところあと40日…間もなくやってくるのが、忘年会シーズン。
しかし、参加する人たちの本音は複雑なようだ。
大手時計会社の「シチズン」が10月、全国の働く人400人を対象に調査したところ、適当だと考えるビジネス関連の忘年会の回数について、1回が52%。0回が36.3%と、合わせると1回以下と答えた人が9割近くにのぼった。
忘年会の適当な時間はどれくらいかを尋ねたところ、2時間が52.3%と半数を超えた一方で、30分以内と答えた人が約15%も…
仕事の忘年会は「乾杯だけして、サクッと短時間で済ませたい」という気持ちの表れなのか。
忘年会で帰りを気にする時間を聞いたところ、午後8時より前と答えた人が26.3%で、4人に1人という結果に。
忘年会で「午前さま」は、もはや死語になりつつあるのかもしれない。
「1回もやらない」や「ランチで忘年会」も…
では、働く皆さんは、忘年会についてどう考えているのか、街で聞いてみた。
公務員(20代):
(ことし忘年会ある?) 1、2回あります。別のことに使いたいというか 時間を。家に帰りたい
IT系(20代):
(意識調査で1位は1回、2位は0回。どう思う?) なんか寂しいなっていうのはあります。そういうところで上司の人たちとの人間関係を構築していかなきゃいけないのかなというのもある
営業系(40代):
夜飲まない人も結構増えていたりするので、昼間ちょっとランチで忘年会とか。「そういうのもした方がいい」みたいな話も出ているのでノンアルコールとかお弁当を用意するなり、何か買ってきてみたいな形です
化粧品関係(20代):
忘年会、1回もやらないです。これからも多分、入らないと思います。正直、1年目なので、いろいろ立ち回りしなきゃいけないので、それがないと考えるとありがたいなと思います
システム系(40代):
あー、もう30回くらいあると思いますね。(気をつけてることは?)健康ですね。あと、若手が飲んでたら早めに帰ろうかなって。若手同士で飲みたいんだろうなってことで「おじさんはおじさんで飲むか!」みたいな
普段からSNSなどでコミュニケーションが取れる時代
Live News αのスタジオではstudio-L代表でコミュニティーデザイナーの山崎亮さんに話を聞いた
三田友梨佳キャスター:
いろいろな意見がありますが、山崎さんの会社はいかがですか?
コミュニティーデザイナー・山崎亮氏:
うちの会社も忘年会は特にありません。会社の規模や職種にもよりますが、普段からSNSなどを通じてコミュニケーションを取りやすくなってきた時代かもしれない。だから改めて忘年会で何かをしなくちゃいけないと感じる人は少なくなっていると思います
三田友梨佳キャスター:
先ほど「ランチで忘年会」という声もありましたが、働き方が変わる中で忘年会のあり方も変わっているのかもしれません
(「Live News α」11月21日放送分)