最新モバイルヒーターを徹底調査
まだまだ寒いこの時期に街で注目されているのが「モバイルヒーター」。バッテリー式の持ち運べる防寒グッズで、「手袋タイプ」や「腰巻きタイプ」、さらにはベストのように「着るタイプ」まで登場している。
モバイルヒーターを使っている女性A:
カイロの最強版みたいな…
モバイルヒーターを使っている女性B:
すぐに暖かくなります、普通のカイロより。充電式のカイロですね
めざましテレビ「ココ調」では、冬の新必需品とも言えるモバイルヒーターを調査してみた。
まずはどんな種類のモバイルヒーターが売られているのか?「銀座ロフト」を取材してみると…
藤井弘輝アナウンサー:
ありました!モバイルヒーターがたくさんありますね
店内には形や大きさの異なる10種類以上のモバイルヒーターが売られていた。
イーカイロXL(3980円税別)はモバイルバッテリーのような形で電源を入れると本体が発熱する充電式カイロ。温めるだけではなくスマホなどを充電するモバイルバッテリーとしても使える優れものだ。
続いての商品はインコ ヒーティングマットヒール(4500円税別)。座布団状の円形マットを椅子に敷いて座ってみると、電源を入れてから約5分で40度以上にまで急速に温まり、おしりなどを温めてくれる。
モバイルヒーターの人気の理由をお店の担当者に聞いてみると…
銀座ロフト 生活雑貨売り場チーフ山梨実優さん:
昨夏に外で使える扇風機というものがとてもブームになりまして、外でグッズを使うことにかなり抵抗感がなくなってきているのかなという風に考えております
そんな中、お店で特に人気だというのが「着るタイプ」のグッズだという。
銀座ロフト 生活雑貨売り場チーフ山梨実優さん:
着るタイプの暖かグッズになります。今年初めて登場したような商品ですね
ダウンベスト型のモバイルヒーターを実際に試着してみると…
藤井弘輝アナウンサー:
ほんとだ。(背中が)じんわり暖かいですね
試着したUSB VEST(8900円税別)は、ベストの背中部分に柔らかい素材でできたシート状の電熱ヒーターが入っていて、USBケーブルでモバイルバッテリーから給電することで服自体が発熱し、体を温めてくれる。
銀座ロフト 生活雑貨売り場チーフ山梨実優さん:
(強・中・弱と)3段階で温度調節ができるので、屋外ではちょっと強めていただいて屋内の暖房のかかっている中では弱めていただければちょうどいい温度に保てるのかなと…
ちなみに多くのモバイルヒーターは一定の時間や温度で自動的に電源が切れるようになっていて、低温やけどをしないように配慮されている。
「着るタイプ」は他にどんな種類があるのか担当者に聞いてみると…
銀座ロフト 生活雑貨売り場チーフ山梨実優さん:
手袋型やマフラー型・アイマスクタイプのものも取り扱いしていたんですけれども、こちらが非常に人気ですでに完売してしまっております
こちらの店では元々21種類のモバイルヒーターを販売していたが、取材時点ですでに9種類が売り切れ。お店の想定を大幅に上回るほど大人気だという。
スマホと連動して温度調整ができる
さらに最新式のモバイルヒーターがあるという都内の会社を取材してみると…
Discover株式会社千葉史生代表:
こちらになります
藤井弘輝アナウンサー:
えっ!これ(靴の)中敷きですよね?
Discover株式会社千葉史生代表:
そうなんです
そう!靴の中敷きのようなミメン スマートヒート インソール(2万6000円税別)は靴底に入れて使用するインソールタイプのモバイルヒーター。中央部分から、つま先にかけて敷かれているシート状のヒーターが靴の中を温めてくれるという。
早速試してみると…
藤井弘輝アナウンサー:
これはすごいですね。足が寒いと、体が芯から冷えちゃいますよね。ちゃんと暖かい
さらにこのインソールヒーターは…
スマートフォンに専用アプリをダウンロードすればブルートゥース接続で、冬の屋外ではヒーターの温度を高めに設定し、暖房の効いた室内に入ると温度を低く設定するなどスマホで簡単に温度調整も可能だ。
ちなみにこの商品最大6時間連続使用が可能だというが、充電は面倒ではないのか?
Discover株式会社千葉史生代表:
こちらの充電器にインソールを乗せていただくだけで、ワイヤレスで充電が可能なものになっています
専用の充電台に乗せるだけでワイヤレスで簡単に充電することができるという。
皆さんモバイルヒーターをどのように使っているのか?街で聞いてみると…
モバイルヒーターを使っている男性:
ヒーターベストです。ハイテクな感じがして面白そうだったので買ったやつです。上から服を着れば結構暖かさを感じられます。温度調整ができて(ベスト型だと)ジャケットを着ても腕が動かしやすい
最近、従来の湯たんぽを買い換えたという女性は…
モバイルヒーターを使っている女性:
持っています。充電式の湯たんぽです。やかんは火を使うからそこにいなきゃいけない。でもこれはもう充電して歯磨きに行ったりできるし、楽!便利!これやばい!
今では毎日寝るときに欠かせないアイテムとなっているそう。
モバイルヒーターの実力を検証
いろいろ種類があるモバイルヒーターの実力はどれほどなのか?検証してみた。
「ココ調」班が向かったのは栃木県宇都宮市にある遊園地「とちのきファミリーランド」。この遊園地のスタッフとして普段1日約8時間、外でお仕事をしている森川さんと建入さんの2人に協力していただいた。
取材した日の午前9時の気温は0.1度。森川さんにはマフラータイプやインソールタイプなど合計4種類のモバイルヒーターを付けつけてもらった。一方の建入さんには普段通りの格好で作業をしてもらう。ちなみに作業前の2人の首周り、背中、足裏の表面温度はほとんど差が無かった。
森川さんの作業前の温度
首回り:31.9度
背 中:31.4度
足 裏:25.2度
建入さんの作業前の温度
首回り:32.8度
背 中:33.2度
足 裏:26.9度
2人には開園前の清掃作業をしてもらうこと約30分。
普段と同じ格好で作業した建入さんの体の表面温度は首回り33.3度、背中33.2度、足裏29.3度。一番大きく温度が変化したのは足裏で2.4度上昇したものの、首回りと背中はあまり温度に変化がなかった。
一方モバイルヒーターをつけて作業した森川さんの体の表面温度は、首回り34.9度、背中36.4度、足裏30.7度。一番大きく変化したのは足裏で5.5度上昇し、背中は5度、首回りも3度上昇。サーモカメラの映像で確認してみても体が全体的に温まっていることが分かった。
めざましテレビのスタジオでも…
永島優美キャスター:
便利ですよね。毎日外にいるかやちゃん(お天気キャスターの阿部華也子)にも今すぐ教えてあげたいです
藤井弘輝アナウンサー:
ぜひ渡したいですよね
(「めざましテレビ」2月12日放送分より)