PSGトゥヘル監督、神童ムバッペと王様ペレの比較論争に警告 「彼のためにならない」

(左から)ペレ氏、パリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】
(左から)ペレ氏、パリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】

PSG監督は「血の匂いを嗅ぎつけるサメ」とチーム内得点王のムバッペを絶賛するも…

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、20歳ながらリーグ・アンの得点王争いを独走するなど、その能力は世界最上級へと着実に近づいている。昨年には10代でロシア・ワールドカップ(W杯)制覇を成し遂げた偉業もあり、神童ムバッペはしばしば“サッカーの王様”ことペレ氏と比較されるが、トーマス・トゥヘル監督は「ムバッペのためにならない」と述べている。スペイン紙「AS」が報じた。

 クロアチア代表と対戦したロシアW杯の決勝(4-2)で1得点を挙げ、フランスの世界一に貢献した当時19歳のムバッペ。決勝の舞台でティーンネイジャーがゴールを決めるのは、1958年W杯決勝のスウェーデン戦(5-2)で17歳の若さでゴールを決めた、最年少記録を保持するペレ氏以来と一躍脚光を浴びた。

 今季のクラブでは、エースのブラジル代表FWネイマール、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアの離脱によって、ムバッペの双肩に懸かる期待は増大した。神童はそれに応え、リーグ戦第30節終了時点で27ゴールと得点ランキング首位に君臨。公式戦全体でも、3月末時点で36試合に出場して32得点とチーム内トップに立っている。

 現在ではチームに不可欠なストライカーとなったムバッペについて、PSGのトゥヘル監督はフランス杯準決勝ナントの前日記者会見で言及した。

「ムバッペは並外れて素晴らしい選手で、彼のメンタルはものすごく強い。彼は毎回ゴールを決めたいと思っていて、血の匂いを嗅ぎつけるサメのようだ。ちょっとでも血の匂いをさせれば、彼は動き出す。もし彼がゴールの匂いを感じたり、危険な状況だと感じさせたりする時には必ずゴール前にいる。それは試合でも練習でもそうだ。それが彼のクオリティーであり、彼はもっと、もっとゴールを決めなければならない」

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