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日本では出場わずか”1試合”。元甲府の22歳FWがブラジル1部得点王に

text by 編集部 photo by Getty Images

ポッチケ
元ヴァンフォーレ甲府のポッチケ【写真:Getty Images】

 ブラジル全国選手権1部の最終節が現地時間の11日に行われ、過去に日本のヴァンフォーレ甲府に在籍した経験のあるFWポッチケが得点王の一人に輝いた。

 最終節は当初4日に開催が予定されていたが、シャペコエンセの飛行機墜落事故により1週間の延期となっていた。シャペコエンセ対アトレチコ・ミネイロの試合は開催されず、両チームの試合放棄による不戦敗扱いとされたが、その他の9試合は開催されている。

 得点王争いではアトレチコ・ミネイロの元ブラジル代表FWフレッジが14ゴールでトップに立っていたが、試合が行われなかったため得点を伸ばすことができず。1点差で追っていたポンチ・プレッタのポッチケとスポルチ・レシフェのMFジエゴ・ソウザがそれぞれ1ゴールを加え、3人が同点での得点王となった。

 ポッチケは19歳だった2013年夏にJ1の甲府に加入。デビュー戦となった天皇杯2回戦の福島ユナイテッド戦に交代出場して決勝点を挙げたが、その後負傷したこともあって出場機会は得られず、年末には加入4ヶ月での退団が発表された。だが今季から加入したポンチ・プレッタで大きく飛躍し、先発に定着したリーグ中盤以降から順調にゴールを重ねていた。

 なお14ゴールでの得点王は、20チームによる2回総当りという現行のリーグ方式となった2006年以降では最少。フレッジは自身3度目の得点王であり、ブラジルのレジェンドであるロマーリオ氏などの持つ最多の得点王回数記録に並んでいる。

【了】

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