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日本代表 5年前

外国人が見たタジキスタン戦。久保建英は「バッジョだね」「南野拓実の2得点は、クロップ監督に見てほしい(笑)」

日本代表は15日、カタールワールドカップ・アジア2次予選でタジキスタン代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。この試合中、日本サッカーに精通するフランス人ジャーナリストのフローラン・ダバディ氏と、英国人ジャーナリストのアラステア・ヒマー氏に随時話を聞いた。(語り手:フローラン・ダバディ/アラステア・ヒマー)

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images

「この会場は強烈に印象に残っている」

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日本代表(写真はモンゴル戦のメンバー)【写真:田中伸弥】

――本日もよろしくお願いします! 5日前のモンゴル戦から、日本代表は4人を変更しました。

アラステア・ヒマー(以下、ヒマー)「よろしくお願いします! 鎌田大地は前の試合で良いプレーを見せたので、個人的にはスタメンとして見たかったので良かったです。久保(建英)は今日こそ出てほしいですね!」

フローラン・ダバディ(以下、ダバディ)「私は2011年のタジキスタン対日本の試合を取材していて、この会場は強烈に印象に残っています。ヒマラヤ山脈のふもとに、昔ながらの国立競技場。首都の名門イスティクロルは国全体のサポートを受けていて、ラグビーのサンウルブズのように、代表的な存在です。レベルはモンゴルよりはるかに上ですね」

――この試合は、どこに注目されますか?

ヒマー「相手のフィジカルにどのように対応するか興味を持っています。開始20分はカギになるでしょう。焦る必要はないと思います」

ダバディ「タジキスタンの選手はアジア系もいれば、ロシア系もアラブ系もいます」

ヒマー「ピッチの状態はちょっと心配です。ゴール前や守備陣は要注意ですね」

――会場のピッチは人工芝ですからね。

ダバディ「ピッチは関係ないですね。この前の試合はサイド攻撃ばかりで、中央突破や速いビルドアップが少なく、後半はもっと今日の試合にフォーカスすべきでした。モンゴル戦の柴崎(岳)はもっと前に出るべきで、中島(翔哉)のカットインも少なかったね」

ヒマー「慌てずゆっくり組み立てていますね。非常に落ち着いているように見えます。完全アウェーなので、とりあえずはこの調子でいいと思いますが…」

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