最速154キロ右腕、強打の高卒捕手… 広島、2019年ブレーク期待の5選手

広島・坂倉将吾【写真:荒川祐史】
広島・坂倉将吾【写真:荒川祐史】

トミー・ジョン手術から復活の兆しを見せる床田、最速154キロ右腕の長井

 昨季は3年連続でセ・リーグ覇者となった広島。34年ぶりの日本一を目指したが惜しくもソフトバンクに敗れた。2年連続MVPの丸がFAで巨人に移籍したが若手にとってみればチャンス到来。4連覇を目指すカープの2019年ブレーク期待の5選手を挙げる。

〇床田寛樹(3年目・23歳)

 ルーキーイヤーの17年には開幕ローテ入りを果たしプロ初勝利を挙げた左腕。だが、同年7月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリを経て昨季8月に実戦復帰。2軍で8試合に登板し、1勝1敗、防御率2.25と復活の兆しを見せた。秋季キャンプでもアピールを続け、2019年は先発ローテ入りを狙う。

〇長井良太(3年目・19歳)

 つくば秀英出身の高卒2年目右腕は、昨シーズン1軍デビューを果たすと自己最速の154キロをマークするなど4試合に登板。防御率13.50と1軍のレベルを痛感したが、自慢の直球が首脳陣の目に止まった。2軍でも27試合に登板し1勝1敗2セーブ、防御率3.06と結果を残しており、3年目の飛躍に期待がかかる。

〇中村奨成(2年目・19歳)

 高校通算45本、17年夏の甲子園では新記録となる大会6本の本塁打を放ち、2017年のドラフト1位として入団。1年目は2軍で83試合に出場し、打率.201、4本塁打、16打点と経験を積んだ。1軍には會澤、石原が君臨するため壁は高いが、強打と強肩を生かして1軍の枠に入り込みたい。

〇坂倉将吾(3年目・20歳)

 高卒1年目にして1軍デビューを果たし初安打をマークしたが、昨季は9試合出場で打率.125と結果を残せず。それでも2軍では打率.329、4本塁打、29打点と自慢の打撃を見せつけた。中村と同じく會澤、石原の高い壁を越えることができるか。

〇高橋大樹(7年目・24歳)

 2012年ドラフト1位で入団した右の長距離砲。昨季は2014年以来の1軍出場を果たすと待望のプロ初安打をマーク。6試合に出場し、打率.333を記録した。2軍では10本塁打をマークしており、今季は初アーチにも期待。丸の移籍で1枠空いた外野争いに入りたい。

(Full-Count編集部)

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