田中将大との7年160億円は大成功 米メディア称賛「契約を後悔するべきではない」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

地元メディアがヤンキースが結んだ過去の長期契約を検証

 潤沢な資金で数々のスター選手と大型契約を結んできた名門・ヤンキース。米メディアはこれまでの歴代最大契約7つを振り返り検証。2014年に7年契約を結び移籍した田中将大投手も名を連ねている。

 米メディア「リバー・アベニュー・ブルース」は「ヤンキースと厄介な長期契約の神話」と見出しを付け、過去の大型契約を振り返り“格付け”。記事では「ボンバーズ(ヤンキースの愛称)にとって各契約が実際どのようだったか検証してみよう。そうすれば、ヤンキースが大きな金額を費やしたことにより苦しんだという考えを抑えることができる」と伝えている。

 アレックス・ロドリゲスの2度の10年契約、デレク・ジーターの10年契約など超大物たちの名前が挙がる中、田中も堂々のランクイン。14年に結んだ7年1億5500万ドル(約160億円)+ポスティング費用の2000万ドル(約21億円)は当時、MLB史上5位の大型契約だった。

 これまで5年連続2桁勝利を挙げるなど通算64勝34敗をマークした右腕に「トミー・ジョン手術が必要となる可能性もあったが、タナカはヤンキースにとって安定して平均以上の投手である」と評価。さらに「常に本塁打を許しているように見えるかもしれないが、彼が5日毎に登板することはヤンキースにとって幸運であるという事実は損なわれるべきではない」とレポートしている。

 さらにシーズン終盤、ポストシーズンでの勝負強さを挙げ「昨年のポストシーズンのレッドソックス戦で唯一勝利したヤンキースの投手だった。大きな試合であれば、タナカにマウンドを託すことに安心できる。そして、ヤンキースがこの契約を後悔するべきでないことは明らかである」と、ヤンキースが田中に投じた約160億円の投資は無駄ではなかったことを伝えている。

(Full-Count編集部)

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