イチロー306日ぶり適時打 指揮官感心「守備の穴を見つけていた」

アスレチックスとのオープン戦で適時打を放ったマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】
アスレチックスとのオープン戦で適時打を放ったマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

オープン戦開幕で「7番・左翼」でスタメン出場し、2打数1安打2打点

 マリナーズのイチロー外野手が22日(日本時間23日)、オープン戦本拠地開幕のアスレチックス戦で「7番・左翼」でスタメン出場。3回の第2打席で右前2点打を放ち、2打数1安打2打点だった。296日ぶりのベンチ入り&実戦出場で結果を残し、「変わりないですね。緊張したけど。(小さい声で)凄い緊張しました」と素直に喜んだ。

 2点リードの3回2死満塁。中継ぎ左腕のバクターから、右前へしぶとく2点タイムリーを放った。昨年4月22日の敵地レンジャーズ戦以来306日ぶりの安打。「あのヒットではちょっと恥ずかしい、恥ずかしいというか、そらぁきれいな方がいいんだけどね。まぁ気持ちは嬉しいですよね」と振り返ったが、周囲は違う。サービス監督は、こう声を弾ませた。

「彼は守備の穴を見つけていた。安打の打ち方を心得ているよ。彼にとって素晴らしいことだ」

 昨季はオープン戦10打席無安打で終えたが、今季は初戦、第2打席で結果を残した。打席を立つ度に大歓声を受けた45歳。スタメン出場が期待される3月20、21日のアスレチックスとの日本開幕戦(東京ドーム)へ視界良好だ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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