開幕延期でマイナー選手は不安の日々 元広島助っ人が激白「節約しないといけない」

昨季は広島でプレーしたケーシー・ローレンス【写真:荒川祐史】
昨季は広島でプレーしたケーシー・ローレンス【写真:荒川祐史】

ローレンスは昨年広島でプレー、今季はツインズ傘下マイナーに在籍している

 メジャーリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スプリングトレーニングが中断し開幕も大幅に遅れることになった。米ペンシルベニア州の地元紙「ヨーク・デイリー・レコード」は昨季広島でプレーし、今季はツインズ傘下マイナーに在籍する地元出身右腕ケーシー・ローレンス投手らを特集。事態を前向きにとらえながらも「今は節約しないといけない」と不安な胸中を吐露している。

「ヨーク・デイリー・レコード」は「(開幕延期で)全ての野球選手が不安定な状態になったことは間違いないが、将来や経済面で最も不安を感じているのはマイナーリーガーか、もしくはメジャーリーグの端にいる選手だろう」と指摘。ローレンスについてリポートしている。

 開幕延期のニュースを聞いたとき、ツインズ傘下のマイナーリーガーのケーシー・ローレンスは、スプリングトレーニングのため米フロリダ州フォートマイヤーズにいた。状況が急激に悪くなっているのは分かっていたので、スプリングトレーニングがキャンセルになったことには驚かなかったが、あまりに突然だったと感じたという。

「調子が良かったので、全てが中断するなんてことは最も起こってほしくないことだった。でも、僕がコントロールできることではない。もっと大きく物事を考えないといけないと思った。これは健康に関わる大問題で、誰にでも感染するリスクがある。そんな中、大勢の人とロッカールームにいるべきではないよね」

「今のところは大丈夫だが、これからのこともあるし今は節約しないといけない」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY