放浪サバイバルMMO『Last Oasis』早期アクセスプレイレポート―危険で広大な世界は魅力いっぱい!【UPDATE】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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放浪サバイバルMMO『Last Oasis』早期アクセスプレイレポート―危険で広大な世界は魅力いっぱい!【UPDATE】

サーバー復旧を経て、快適なプレイが可能となった本作の序盤のレポートと、生存へのアドバイスをお届けします。

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2020年3月27日より『Last Oasis』早期アクセスが開始されました。同作は、「地球の自転が止まり荒廃した世界」を舞台に、プレイヤーが拠点と移動手段を兼務した「ウォーカー」と呼ばれる乗り物を自由に操り冒険や戦闘などを行っていくことが特徴のオンラインサバイバルゲームです。


配信前から注目されていた本作ですが、配信直後にアクセス過多でログインに必要なサーバーで問題が起こり、ゲームがプレイできなくなる問題が発生。一週間のサーバー停止とその間のユーザーへの返金を行うなど、メーカー側も対応に追われていました。本稿執筆時点ではサーバーも復旧し、快適に遊べる状態になっています。

そこで本稿では、サーバー復旧で遊べるようになった本作の序盤のプレイレポートをお届けします。また、序盤を少し楽にするかもしれないアドバイスなども掲載しています。

懇切丁寧チュートリアルに好感触!


まずは遊ぶサーバーを選択し、キャラクタークリエイトです。性別や服の色なども設定可能ですが、顔などのパーツは大きく見た目を変更できる感じではありません。キャラを製作し世界に入ると、プレイヤーは広大な砂と岩だらけの世界に投げ出されてしまいます。ここからしばらくは、基本を学ぶチュートリアルが展開します。



本作のチュートリアルは非常に丁寧で親切です。基本的な素材集めやクラフト、戦闘方法などの基本はもちろん、実際に「ウォーカー」を作り改造するところまでしっかりと指導してくれます。ひとつの大きな目標である「初期エリアから脱出する」までプレイすると軽く2時間以上はかかるくらい丁寧です。もちろんクエストで行動が大きく縛られているわけではないので、この段階から自由に遊ぶことも可能です。



ウォーカー完成!

本作は、比較的オーソドックスな成長やクラフトのシステムを有しており、レベルアップすることでステータスにボーナスを割り振れたり、ゲーム中に獲得できる素材「かけら」を消費して新しい技術を覚えることが可能となっています。ただ、序盤は「かけら」の入手が比較的難しいため無駄遣いは厳禁。基本を覚え、この世界を生きる準備ができあがったらいよいよ本格的な冒険の始まりです。



外の世界への冒険!危険もあるが楽しさがいっぱい!


この世界は大きなマップ上に「オアシス」と呼ばれる小マップがチップとして点在しています。チップごとに寿命が設定されており、いずれは朽ちてしまう世界のため、プレイヤーたちはオアシスを移動しながらサバイバルしていく必要があるようです。

初期エリアに戻ることは不可能。だから安全。

オアシス間の移動には道中消費するための水が必要になるため、プレイヤーはウォーカーへ水を備蓄させる必要があります。ただし、初期のウォーカーではあまり多くのストックができないため、せいぜい隣のオアシスくらいまでしか移動できません。現状では初期オアシスの付近のエリアがどうしても混雑してしまう状態でもあるようです。行動自体にそこまで大きなラグは感じないのですが、「満員」状態のサーバーだと移動していて少し引っかかるような感覚もあります。


初期エリアを出ると手に入る「かけら」の量も劇的に増え、アイテムを売買できる「交易所」が登場。かけらが手に入ればウォーカーの強化や素材収集用のツールの技術アンロックなどの選択肢も増えるため、いよいよウォーカーで自由に冒険するも良し、クランに入ってるも良しな自由な生活が始まるのですが、このあたりで本作の特徴でもある「クランで行えること」が顕著になっていく印象があります。


売買可能な交易所。
エリアに入ると15分PvPから保護されるためここで安全なログアウトも可能。


新しいオアシスにはわくわくする風景がたくさん待ち受けています

「クラン」と「クレイム」は恩恵も大きいが問題点も…


プレイヤー同士が作り出すチームである「クラン」を設立することで、さまざまな恩恵を受けることができます。更に、本作最大の特徴として「クレイム」というシステムがあります。これはクランがオアシスのチップを専有するシステムで、資源ボーナスや交易所で税金を得るなどのさまざまなボーナスを得ることができるものです。

クレイムは恩恵だらけ。

「クレイム」はマップ上でクレイム専用のウォーカーを製作し、一定時間「自分のクランのクレイミングウォーカーだけが存在していること」で成立。もし、他のクランのクレイミングウォーカーが存在する場合は撃退する必要があるなど、大きな恩恵を受けるためにクランでのPvPを推奨するシステムであるとも言えます(もちろん平和に確保できることも多いようですが)。

色が付いてる部分がクレイムされているオアシス。

現在はそのシステム上「大規模クランによるマップ占有や、ソロや小規模クランへの人間狩りが行われている」ことが問題になっているようで、公式もプレイヤー保護の取り組みやプライベートサーバー機能などの開発を進めるとコメントしています。

今回のプレイ中ではそこまで遠出しなかったのもあるのですが、他のプレイヤーに襲われるようなこともなく平和にプレイ可能でした。ただ、チャット欄を見る限り、少し攻撃的で物騒な会話が行われていたり、クラン募集が頻繁に行われているようでした。

序盤プレイを生き残るために


初期のオアシスは「他のプレイヤーが外部から侵入できない」初心者エリアであるため、チュートリアルをしながら生存術を見につけることができるありがたい場所です。しかし、初心者エリアと言っても豊富に物資があるわけでもなく、ちょっとの油断で死んでしまうことも珍しくありません。

ここでは、遊んでいて気づいたちょっとした生存術について記述しておきます。これから始めるプレイヤーが少しでも快適に『Last Oasis』をプレイできる助けになれば幸いです。

●水はリスポーンにも使用する貴重な品!水筒は2つ持て!

プレイ中とにかく気になるリソースは水です。生存のための飲料水のほかマップ移動に使ったり、ウォーカー内に水を一定数備蓄しておくことで一回分ウォーカー付近へのリスポーン権利を得ることができます。なるべく飲料水のほかにリスポーン用の備蓄は確保しておかなければなりません。

飲料水はプレイヤーが水筒に入れて持ち歩く必要があるのですが、初期の水筒は容量が5回分という心もとないもの。プレイヤーの装備画面で最大2つまで装備可能なので、序盤はグレードはともかく2つ装備しておけば冒険中に不安になることは少なくなると思います。もちろんいつでもキャンプファイヤで水を作る癖は付けておいてください。


水はサボテンなどを煮て抽出。生命の源です。

●ノマドと言えども服を着よう!

プレイヤーは初期状態で裸スタートです。そのままだと戦闘でちょっと攻撃を食らうだけで半分ほど体力を持っていかれる危険性があります。服を作って着るだけでも20%ほどのダメージ軽減があるため、かけらに余裕ができたらまずは装備をアンロックするのがおすすめです。戦闘が劇的に改善されます。

●戦闘はガードが大切!

戦闘は『Mount&Blade』などを思わせるような、「上左右の方向を指定して攻撃orガード」するというもの。敵の攻撃をガードすると一瞬スタンが発生するため、比較的安全に攻撃が可能になります。NPC戦では攻撃の方向がわかるため、うまくガードすれば無傷での勝利も難しくありません。また、相手のガードを崩すキックも「Q」キーで出すことが可能です。

●ウォーカーのギアに砂が溜まったら?

プレイをしていて、いつの間にかウォーカー搭乗中の画面に「ギアの中の砂」というものが表示されている事があると思います。これはマップチップの移動などで起こる現象で、ある程度貯まると他のマップ移動に制約が出るなどデメリットが生じます。解決するための方法は簡単で「緑のある部分の上を走る」だけで自然と減少していきます。

こういう多少緑のある場所を走れば砂は取れます。

●序盤の難関クエスト「適者生存」対策

チュートリアルにRupuのキャンプからアイテムを漁れという内容の「適者生存」と言う名前のクエストがあります。キャンプは複数のRupuに守られているので、闇雲に突っ込んでも囲まれてやられてしまうだけです。彼らは感知範囲があるため、なるべく一匹ずつおびき出して倒しましょう。また、一定範囲逃げれば追ってこなくなるので危ないときは即逃げるのも重要です。また、リスポーン場所になる「砂のベッド」を拠点近くにおいておくのも安全確保にオススメです。

これがRupuのキャンプ。
だいたい5匹くらいの敵がいます。

無事にRupuを倒し、キャンプを確保したら探索になるのですが、基本的に設置してある建物の中にあるツボを壊して漁るだけです。大きい建物はよじ登りが必要になります。また、キャンプに植物のようなものがぶら下がっていたら確実に収穫しておくのをオススメします。これは「Rupu Vine」と呼ばれる素材でアイテムのクラフトに使用します。キャンプ以外では交易などでしか入手できないため、貴重なアイテムです。

とにかく人類には優しくない世界ではあります。それでも技術を上げていけば適応は可能です。

どうしても戦闘が苦手ならマップ上にある小さいキャンプでかけらを入手してもいい。
技術で上回ればきっといつかは勝てるさ。

120秒かけてウォーカーごとの安全なログアウトも可能です。



ここまで紹介してきた『Last Oasis』ですが、その世界観と親切な設計は非常に魅力的。広大な世界をウォーカーで走り回りながら、敵を倒したり技術を獲得して自らを強化していく地道なプレイが好きな人にはとてもおすすめできる作品です。地道とは言っても、初期状態ですらウォーカーはとても高性能で多少の崖くらいならば比較的無茶な移動ができるためストレスフリー、更にはプレイヤー自身にもグラップリングフックが存在しており、とても快適です。

キャンプファイアをウォーカーに載せられる。
「移動できる拠点」はやっぱり独特で魅力的です。

一方、クランによる恩恵が大きすぎるため、現状ソロプレイヤーではやれることに限界があります。上述の通り大きなクランによる蹂躙が問題視されている現状なので、これまでいくつかのゲームで起こった「強大なクランによってゲームからユーザーが離れていく」ような状況にならないのを祈るばかりです。

『Last Oasis』はPC(Steam)向けに早期アクセスで配信中。価格は3,290円です。



※UPDATE(2020/4/13 18:45):誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。
《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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